結果論ばかりいう人は極論思考傾向で想像力・思考力が欠如しているかもしれない 後編

結果論ばかりいう人は極論思考傾向で想像力・思考力が欠如しているかもしれない

前回『結果論ばかりいう人は極論思考傾向で想像力・思考力が欠如しているかもしれない 前編』”誤った二分法(二分法思考/白黒思考)””ステレオタイプ”と同じような思考の偏り方ではないかという仮説を述べました。

今回は、この極論思考によってどのような特徴が表れるのかを考察していきます。

 

 

極論思考によって現れる特徴

思い込みが激しい

思い込みはみんなにありますが、特に強いと考えられます。
自分が経験したことがないことは「そんなものあるわけがない!」と考えたり。
「常識的に考えて~」とよく言っている人は、自分の考えがすべてであるため、それ以外の考えや出来事をシャットアウトしがちなのです。

以前の記事で取り上げていますので、未読の方はぜひ。

 

 

想像力の欠如(主に他人へ対して)

当ブログで取り上げる問題ある言動の人の特徴をあげると必ずといっていいほど登場するのが、この他人へ対しての”想像力の欠如”です。

想像力があれば、極論思考にはならないでしょうし、結果論は言わないでしょう。

細かく取り上げた記事がありますので、興味がある人は項目のリンクからどうぞ。

 

 

共感力の欠如

こちらも前項同様、当ブログでよく取り上げる要素の一つです。
共感とは、他人の考え・主張に、全くそうだと感ずることですが、自分の主張とすべて同じではなくても、他人の主張にも寄り添っていける力と解釈されています。

想像力がなければ共感力も欠如しているでしょう。

 

 

自分の欠点・言動を顧みない

自分の欠点・言動を顧みない出典:https://pixabay.com/images/id-40056/

例)

  • 自分のハラスメントに気付かない
  • トラブルなどの際は自分に非はあったかと顧みない
  • 悪いのは全部他人のせいだと思っている

など

例えば、職場に新人が入ってきて、あなたが仕事を教えることになったとしましょう。
仕事を教えてもその新人は何度も同じ間違いをしますし、ミスも多いです。
いつまでたっても仕事を覚えない新人にだんだんイライラし、ある日を境に質問をしてきても、「前に一度教えただろう」と言って教えなかったり、冷たくあしらい無視をするようになります。
次第に新人から話しかけられることはなくなり、あなたは自分にこんな態度を取らせるのは、新人が仕事を覚えないから当たり前だ、とせいせいします。

ここで、新人だけが悪いと感じる人は、自分の欠点・言動を顧みない一方向的な考えを持っている可能性が高いです。
例外はありますが、どんな現象も100%片方が悪いということはあまりありません。

新人が同じミスを繰り返すのは、新人に非はありますが教える方にも問題がある可能性も大いにあるのです。
理解できるように指導していなかったり、間違った方法を教えたりなどあなたの気づいていない原因はたくさんあります。

そういったことにも考え至らず、すべてできごとで他人を悪者にして、自分の冷たい態度を正当化する人は、自分の欠点・言動を顧みないでしょう。

 

 

自責の念の欠如

前述までの要素と、前回指摘した『誤った二分法(二分法思考/白黒思考)とは』の傾向から、自分が悪かったと自分の過ちを責める気持ちが欠如しているのではないかと考えられます。

相手も悪いけれど自分にも悪いところがあったといったことではなく、自分と相手かどちらかしか悪くなく、自己正当化から自分は悪くない=相手が悪い、という図式が常にあるのではないでしょうか。

 

 

思考力の欠如もしくは、思考停止

思考力の欠如もしくは、思考停止出典:https://pixabay.com/images/id-487043/

思考とは、あれやこれやと思いを巡らすこと。物事を理解したり、感受したりするために心を働かす。
というような意味がありますが、結果論ばかりいう人がそんなにあれやこれや思いを巡らせているかいうと、巡らせていないだろうなと感じます。

本人のことについては色々考えているかもしれませんが、他人に対しての思考力は発揮されていないのではないでしょうか。

さらに、これまで述べてきた要素を鑑みると、他人に関係することに対して、ほぼ思考停止状態に近いと考えられます。
以下は、バイアスによるよく見られる行動ですが、どれも思考停止していると感じます。

前例がないものはダメだと思っている

システム正当化

不利益が多少あったとしても、現状を維持したくなる傾向のことです。
「前例がない」と提案を却下する人はこのバイアスの影響が強いためです。

出典:人間はバイアス(偏見、差別)の生き物~わたしたちを蝕むバイアスたち④~

 

古い習慣を理由なく推奨している

現状維持バイアス

今までの通りでよいと変化を好まない傾向です。
日本人にこの考えが多いと言います。

出典:人間はバイアス(偏見、差別)の生き物~わたしたちを蝕むバイアスたち④~

予想・想像しない

思考停止しているので数十秒後に起こるであろうことでも考え至りません。

集団になると気が大きくなる

リスキーシフト

リスキーシフト出典:https://pixabay.com/images/id-2477988/

普段は穏健な考え方や行動をする人が、集団の中では、そのメンバーが極端な言動を行っても、同調したり一緒になって主張するようになっていくことをいいます。

優等生が素行の悪い友達と付き合っていくうちに、優等生も素行が悪くなっていくのがこれでしょう。

出典:人間はバイアス(偏見、差別)の生き物~わたしたちを蝕むバイアスたち⑤~

出典:思考がおかしい人の特徴

 

 

判断が早いので仕事は上手く行く可能性がある

これだけ極端な考え方なのですから、答えを出すのが早いのが唯一の利点です。
そして特にビジネスでは判断の早さ=仕事の早さとしてとらえられるため、仕事ができる社員と評価されることもあります。
この場合多少間違いがあっても、後でフォローが可能だったり他人に責任を押し付けられるためあまり問題にならなかったりします。

また、役職についている人ほど、この傾向にあります。

関連記事→判断や決断が遅いことが原因?!グズな人のタイプ別特徴と克服法

 

他者からは避けられる

このように性格に問題があるため、上司などからは分かりにくいですが、一緒に仕事をしている人たちからは関わりたくない人ということになります。
どこの会社にも一人はいるタイプで、この人と一緒に仕事をするポジションは常に入れ替わりが激しいことがあります。

まともな人と仕事をしているなら、そんなに頻繁に退職者は出ませんからね。

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