嫌う方の都合?!害はないのに嫌われる人の特徴

嫌う方の都合?!害はないのに嫌われる人の特徴

以前嫌われる人の特徴をまとめた記事を書きましたが、書くほどのことはないくらい嫌われるには十分な要素満載でした。

しかし、一般的には害はなくいい人のはずなのに、なぜか嫌われる人がいます。
今回はその特徴の中のいくつかを取り上げます。

 

 

利他的な人

機関誌『Journal of Personality and Social Psychology』に掲載された『利己的でないメンバーをグループから放逐したいという願望』という論文によると、利他的な人といると自分が悪く言えるという理由で、嫌われるというのです。

実験に参加した者は心理学専攻の学部生たちで、コンピューター・ネットワークを介して他の学生4人と一緒に、あるゲームをするよう求められた。この「他の学生4人」というのは本当は実在せず、コンピューターのプログラムによるものだった。

ゲームでは、参加者1人ひとりが(実在のプレイヤーも架空のプレイヤーも)、1ラウンドごとにポイントの貯えを与えられる。これらのポイントは、手元に取っておいてもいいし、チームの共有財産として提供しても良い。

チームに差し出したポイントは、額面が2倍になる。参加者はその後、他の4人から供出されたポイントのうち、4分の1までを引き出して個人の貯えに加えることが認められる。ただし、共有財産にポイントを残しておくことで、グループ全体にボーナス点が付く可能性が増すと説明され――ボーナス点の詳細は説明されない――、引き出すポイントを4分の1未満に抑えることが推奨される。ゲームが終了した時点で、参加者たちはそれぞれ、ポイントを実際の商品券に交換できる。

実験の参加者にとって、自分の相手である4人の架空のプレイヤーのほとんどは、ポイントを共有財産に提供し、自分のために引き出すという交換の作業を、フェアに行なっているように見える。ただし、4人のうちの1人は、しばしば等価値には見えない交換をする――欲張ってポイントをまったく供出しないのに人からはたくさん貰ったり、その逆に、利己的にならずに多量のポイントを提供し、自分はほとんど受け取らなかったりする。

この実験はもともと、ずるい振る舞いに対して予想される社会的排除の研究として計画されたもので、利己的でないプレイヤーは、対照実験のために用意されていた。

ゲームが終了した時点で、参加者たちは、どのプレイヤーと再びゲームをしたいかを尋ねられた。ほとんどの参加者は、欲張りのプレイヤーとは一緒にプレイしたくないと答えた。これは予想どおりだった。予想されていなかったことは、参加者のうち多数派が、非利己的なプレイヤーとプレイしたくないと答えたことだ。その理由は、「あの人のせいで自分が悪く見える」とか、あの人はルール違反をしているというものだった。利己的でないプレイヤーに、何か裏の目的があると疑う参加者もいた。

出典:「利他的な人」は嫌われる:実験結果

分からなくはないですが、自分勝手な都合で嫌ったうえ、裏の目的があると疑う時点で、すでに悪いですね。

 

 

真面目な人

真面目な人出典:https://pixabay.com/images/id-297450/

真面目な人が苦手という人はそこそこいるのではないでしょうか。
真面目な人が嫌われる要素は『真面目な人を嫌う心理』でも書いていますが、四角四面なところだったり、自分は不真面目なわけではないのにより真面目さを強要されているように感じるからだと述べました。

よく不良が物語の中で言うような「真面目ぶりやがって」みたいなセリフが物語っています。

 

 

 

いい人ぶっている人

利他的な人は本当にいい人ですが、いい人ぶっている人は良い行いを他人からの評価を上げるためなどのために行うことをいい、偽善者とも呼ばれます。
利他的な人が嫌われるのは、いい人ぶっている人ではないかと疑われるため嫌われるのです。

時と場合によっては偽善者によって自分が悪い立場になることがあります。
しかし、『良い人ぶっている人の5つの特徴』でも書いていますが、いい人ぶっている人との付き合い方をわきまえていれば、大きな害にはなりません。

それでも嫌われるのは、言動の小奇麗さと裏腹に俗物な心に信用できないと感じるからでしょう。

 

 

 

コミュニケーションが下手

心理学で単純接触効果というものがあります。

繰り返し連絡を取ったり会ったりするうちに好意を持つようになる【単純接触効果】

ただ何度も繰り返し接触するだけで好感度が上がる現象を言います。
会社で接点がない人でも、毎日あいさつをしているうちに好ましく思うのもこの効果からです。

出典:好意をもたれ、YESを引き出す世渡り上手の心理学

こまめに話しかけてくれる人の方が、接点のない人より好ましく思えますよね。
他にも、目を見て話してくれる人や笑顔が多い人の方が好ましく思うはずです。

しかし、コミュニケーションが下手な人はこれらを苦手としている場合が多く、他人に対してできていないとなると、相対的に好かれない形になるのです。

 

 

つまり…
何を考えているか分からない
相対的に自分が悪く見える

これまでの特徴を鑑みると、相手の言動から”何を考えているか分からない””相対的に自分が悪く見える”という共通点が見えてきます。

見た目や言動から善良な人だと思っていたら実は違っていたり、そのような経験からあまりに善良で誠実な言動しかしていないように見える人は、裏で悪いこともしているはずだと疑ってしまう。
また、相手が善良な言動をするせいで自分が相対的に悪く見えてしまう。
さらに、本心と言動が裏腹なことや、接点がないことでどのような考えをする人なのかが読めないことで、恐怖を感じる=不快感=嫌いにつながるのです。

半分以上は自分の取りようや都合で、相手のことを嫌いになることはこれだけではありません。
『人を嫌いになる理由』でより詳しく書いているので、興味があれば一読してみてください。

 

 

そして他人に嫌われて自分を責めてしまう人は、気にしなくていいということです。
冒頭で述べた、利他的なことは素晴らしいことです。
そして、どんな素晴らしい要素もそこが気に入らないと嫌う人は存在するため、自分を責める必要はありません。

嫌われないことは社会を生きるために重要なことですが、すべての人に嫌われないようにするのは無理なので、そういうものだと思うしかないでしょう。

嫌う人の内面に起因することが多いため、わたしはその人のせいだと思うことにしています。