とんちんかん、クソリプ、話が進まない一要因!読解力・理解力がない人について 後編

2020年7月17日

とんちんかん、クソリプ、話が進まない一要因!読解力・理解力がない人について

前回は読解力がない人についてお話ししました。
今回は、読解力・理解力がない人の原因やその他の弊害についてもお話します。

 

 

 

理解力がないと読解力もない

理解力とは、ヒアリング・読解・推察・想像などあらゆる手段から情報を得て成り立っており、読解力は理解力の一種と言えます。
なので読解力がないからと言って理解力がないとは言えませんが、理解力がないと読解力はないと言えるのではないでしょうか。

では、この読解力を含めた理解力がない場合、原因は何なのでしょうか。

 

 

 

読解力・理解力がない原因

言語を理解する脳の領域や働きに問題がある可能性

出典:脳は文字をどこで読むのか?

脳の発達や機能に何らかの問題がある可能性があります。

字や単語の理解は,その形態や学習に応じた固有の経路に沿って,情報の形態を変えながら後頭から前頭へと流れる一連の活動プロセスであると推察される。

出典:脳は文字をどこで読むのか?

言語理解に重要な役割を果たす言語野の一つにブローカ野がある。
ブローカ野は前頭葉の腹側部に存在し,左の BA44および45からなる。このブローカ野を含め,その周辺領域および基底核が障害を受けるとブローカ失語の症状が現れる。
(中略)
ブローカ失語では,一般に可逆文の意味理解に困難を示し,特に受動文の場合にはそれが顕著である。

出典:言語獲得と理解の脳内メカニズム

 

 

認知機能の低さによる思い込み・偏見の可能性

認知機能とは、学問によって分類方法が異なることがありますが、心理学的には、知覚・判断・想像・推論・決定・記憶・言語理解など脳の知的な機能をひとまとめにして認知としています。

出典:人間関係が上手くいかないのは、認知機能が低いからかもしれない 前編

 

言語理解は前項の言語を理解する領域の発達や機能に何らかの問題があると考えられます。
しかしそれだけでなく、他の認知機能が低いことから思い込みや偏見が生じ、発信者の意図しない意味にゆがめられて受け手に解釈されることが多いと思われます。

前回解説したクソリプをする人は該当するでしょう。

 

主は自分の夫が取った行動について語っているだけで、”男みんな”とは一言も書いていません。
そして、伝えたいことはそんなことではないのです。

配偶者と子どもがいるのに、顧みずに自分だけ逃げることの自分勝手さと無責任さを問題としているにもかかわらず、その主題全体はくみ取らずに”夫”というピンポイントのワードから男を連想し”男全員”を非難していると思い込んでいるのです。

出典:とんちんかん、クソリプ、話が進まない一要因!読解力・理解力がない人について 前編

以下の記事は思い込み・偏見についてより詳しく書いておりますので、補完の意味でもぜひどうぞ。

関連記事→大人のADHDかも?人の話が理解できない人の7つ可能性
     バイアス(偏見、差別)の生き物~低IQほど偏見、差別に走る~
     人間はバイアス(偏見、差別)の生き物~わたしたちを蝕むバイアスたち①~

 

軽度のディスレクシア(読字障害)の可能性

軽度のディスレクシア(読字障害)の可能性出典:https://pixabay.com/images/id-1077860/

  • 幼児期、文字に興味がない
  • 知能レベルは問題ないのに文字が覚えにくい
  • 文字を一つ一つ拾って読む(逐次読み)
  • 文字を音声に変える作業が遅く、間違いが多い
  • 読みが困難なので、書字にも障害が生じる
  • 怠けていると勘違いされる
  • 文章を読むとすぐに疲れる

など

ディスレクシア(読字障害)とディスグラフィア(書字障害)は、学習障害の種類としては分けられていますが、読み書きは付随しているものなので関連は深いです。

はっきり症状が出ている人は、読解力がないどころではありませんが、ディスレクシアが軽度の場合は、本人も周りも気づいていないかもしれません。

 

大人のADHDの可能性

  • 貧乏ゆすりなど、目的のない動きで落ち着かない
  • 思ったことをすぐに口にしてしまう
  • 周りに相談せずに、独断で重要なことを決めてしまう
  • 仕事などでケアレスミスが多い
  • 忘れ物、なくし物が多い
  • 時間管理が苦手
  • 優先順位優先順位をつけられない
  • 仕事を順序だてて行うことが苦手
  • 片付けるのが苦手
  • 人の話を集中して聞けない

 

近年話題になってきている大人のADHDですが、読解力に限ったことではなく、”人の話を集中して聞けない”特徴があるため話が通じにくいことがあります。

 

 

 

 

コミュニケーションはもちろん共感力にも問題がある

コミュニケーションはもちろん共感力にも問題がある出典:https://pixabay.com/images/id-1206612/

まず、とんちんかんな受け答えというくらいですから、相手との会話が食い違っているわけです。
つまり状況によってはコミュニケーションが成り立たないことがあり、さらに共感できるところができない、もしくは共感する点がずれることがあるのです。
その致命的な問題によって同じ言語であるにもかかわらず、言葉が通じないという現象が起こるのです。