予想力、想像力がない人に見られがちな特徴 後編

予想力、想像力がない人に見られがちな特徴 前編では、性格的な要素、
中編では能力的な要素をご紹介してきました。
後編である今回は、能力的要素の続きをお届けします。

 

 

 

いじめをする人の大半

いじめをする人の大半出典:https://pixabay.com/images/id-3096216/

想像力がない人がいじめをするのではなく、いじめをする人に想像力がない人がほとんどだということです。

教育評論家の尾木直樹氏によれば、いじめっ子は国語の成績が悪い傾向にあると語っています。

その根拠として、国語のテストでは文中の登場人物の気持ちや意図を問う問題が出されることが多いですが、これを読み解く力がない子どもは、実際他人の気持ちを読み取ったり想像する能力に欠けているということです。

それどころか、「あなたが、こうされたらどう思う?」というような言葉で具体的に説明しても理解できないのだそうです。

出典:いじめっ子の心理と特徴

そもそも他人が嫌がることを想像できる人はいじめなんてしませんよね。
その根底には次の項目が深くかかわってきます。

 

 

他人が自分と同じ人間で感情があるということが分からないことがある

もっと露骨な言い方をするなら、”他人をモノ扱いする人”はこの傾向が強いです。
以前の記事で胸の大きな女性ほど男性にモノ扱いされる要素があるという研究があることを示しました。

ウエストミンスター大学の研究ではロンドンに住む18~68歳の男性361人に対し以下のような調査をしました。

コンピューターで女性の3Dモデル5体を示し、その5体のうち最も肉体的に魅力があるものを評価してもらうことで、男性の性差別的姿勢や女性を物として見る傾向を測りました。

被験者は「女性に対する敵対心」「男女間の関係に対する心構え」「女性の客体化」「性差別に肯定的か」という4つの指標による質問を受け、「女性は男性と対等な性である」という考えを持っているかどうかを明らかにされました。

調査によると32.7%の男性はミディアムサイズの胸を最も魅力的だと感じ、続いて24.4%の男性は「大きい」サイズ、19.1%の男性は「すごく大きい」サイズの胸を魅力的だと感じていることがわかりました。なお、若い男性ほど大きな胸を魅力的だと感じる傾向にあったとのこと。

また、4つの指標のうち、「性差別に肯定的か」という質問は特に女性の胸の大きさと、男性の女性に対する敵対心や客体化の傾向を明らかにしました。

出典:男性の好むバストサイズに関する新たな研究、胸の大きな女性を好む男性は女性蔑視の傾向があることが明らかに – GIGAZINE

「女性の客体化」とは、女性を”モノ”扱いするということです。

出典:ジェンダーとメカニズムと偏見 後編

上記の研究はほんの一例で、その他にも自分以外の感情をまったく考えない人はいますが、分かりやすく他人をモノ扱いしやすい例は以下です。

  • 部下をこき使う上司・経営者
  • 従業員を奴隷扱いする顧客

など

 

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自分以外の視点になれない

自分以外の視点になれない出典:https://pixabay.com/images/id-4721699/

前回の『セルフモニタリング』や『いじめをする人の大半』、『他人が自分と同じ人間で感情があるということが分からないことがある』の要素がある人は、確実に自分以外の視点になれないことが分かります。
『予想力、想像力がない人に見られがちな特徴 前編』でも述べていますが、共感性はもちろん客観性すらありません。

自分以外の視点になれないということは主観性しかなく、恐ろしく考え方や視野が狭いのです。
そうすると、以降のような状況を引き起こしやすくなります。

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自分の能力が平均以上だと思っている(ダニング=クルーガー効果

平均以上の効果、優越錯覚とも言いますが、とにかく正しく他人との差を測ることができません。
すると、誰から見てもはっきりわからない物や数値化しにくい知識・能力などが他人よりも優れていると、思い込む傾向にあります。
認知機能が低いのをここで大いに発揮するとも言います。

いたって平凡な人があたかも権力者のようにふるまっている様をたまに見かけますが、そこまで露骨だと自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティー障害)
かもしれません。

 

 

 

不測の事態に弱い/準備不足になることが多い

不測の事態に弱い/準備不足になることが多い出典:https://pixabay.com/images/id-1393619/

この項以降からは、特に如実に仕事への影響が出てきます。
予想力・想像力がないと何をするにも、不測の事態に弱かったり、準備不足になることが多いですよね。
すると、仕事の進行にも周りの人にも差しさわりがあります。

 

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報連相をしない

報連相をすることで、一緒に働く者同士の連携をよくし、スムーズに仕事を成功させることを目的としています。
予測できない人は、自分ができないので他人もそこまで先のことを考えていないだろうと思っている節があります。

そのためミスを予防するためなどの先を見すえた報連相はせず、基本事後報告など、過去に対しての報告のみです。

 

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仕事や家事などの作業ができない

前編、中編で述べた要素をひっくるめて仕事や家事はもちろん、その他の何らかの作業でさえできないでしょう。
以下のようなことになる可能性大です。

例えば、パソコンのピッキング作業を分担した際、最後は必ず箱にPCをつめる作業がありますが、一緒に作業をしていた男性がこれからPCを入れる箱のふたを閉めて回っていました。

普通なら入れやすいようにふたを全部開けて、箱を並べておいて行く方が作業がスムーズにいくと考えるでしょうが、なぜかふたを開ける手間を増やしていました。
実話です。

出典:お節介、余計なことばかりする人の特徴とは?

それでも、本人は自分の現状に気づきません。

 

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     詰めが甘い人の6つの特徴

 

前編冒頭でも述べましたが、ただ一つ”想像できない”だけでこんなにも幅広い要素に悪影響が出るのです。

日常生活、倫理観、人間関係、能力、仕事など、こうなってくると、できることを探す方が難しいです。
しかしそのことに本人は気づく能力すらありません。

あなたの予想力・想像力はどうですか?