嫌悪と怒りは他人への期待があるから?
職場の電話に出ない同僚
電車などの乗車列に割り込んでくる人
日常の中でイライラしたり、その人のことを嫌いだと感じることがあるでしょう。
これは他人にルールを守ることや公平さを求めており、わたしたちは無意識のうちに他人に期待やある種の信用をしています。
今回は、嫌悪と怒りは他人への期待を裏切られるからということをお話します。
わたしたちが怒りを感じるとき
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- 駅や電車内などで押される/持ち物を当てられる
- 車や列で無理に割り込まれる
- 人通りの多いところで立ち止まられる
- 公共の場で騒ぐ
- 報連相をしない
- 雑用や仕事をしない
- ミスばかりする
- 仕事や雑用などを押し付けてくる
- 家事を手伝わない
- 急いでいるのに電車が遅れた
- 上から目線で話される
など
物や自然に対してもイライラすることがあるかと思いますが、圧倒的に人にイライラすることが多いのではないでしょうか。
挙げた例をする人に対して怒りを感じるのは当たり前のことと思うかもしれませんが、これこそ他人に「こんなことはしないだろう」と期待しているから怒りを感じるのです。
関連記事→イライラしない精神を作る6つの方法
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わたしたちが日常で他人に期待していることの例
先程あげた例を普段わたしたちが他者にしている期待の種類に分類しました。
もちろん一例であって、人が怒りを感じるところは千差万別である前提でお話しします。
マナー、ルールを守るだろうという期待
- 駅や電車内などで押される/持ち物を当てられる
- 車や列で無理に割り込まれる
- 人通りの多いところで立ち止まられる
- 公共の場で騒ぐ
- 急いでいるのに電車が遅れた
→ルールやマナーを守らないことで期待を裏切られる
→怒りを感じる
他人を重んじた行動をするだろうという期待
- 報連相をしない
- 雑用や仕事をしない
- ミスばかりする
- 仕事や雑用などを押し付けてくる
- 家事を手伝わない
- 上から目線で話される
→迷惑をかけない行動、他人を不快にさせない言動をするだろうという期待を裏切られる
→怒りを感じる
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人を嫌いになるメカニズム
『人が嫌いになる理由』の1つに相手が自分の期待に応えてくれないと、その相手に嫌悪を感じるようになります。
上記の例のような言動をする人をあなたは嫌いになりませんか?
つまり、みんな自分の邪魔をしない、または役に立つような振る舞いをすることを他人に期待しているため、役に立たないことに怒りを覚え、その人を嫌うようになると考えられます。
関連記事→嫌われる人の特徴まとめ
他人に期待するからイライラや嫌いな人が多くなる?
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ほとんどの人は自分や近しい人のことくらいしか考えていないでしょう。
あなたもそうである可能性は高いといえます。
かなりネガティブな考えに思えるかもしれませんが、他人はあなたの助けになるわけはなく、ともすれば邪魔をする存在なのだという認識でいた方がいいかもしれません。
だからといって、他人を敵視したり自分も迷惑をかけてやるという考えをするのではなく、ただ期待することをやめるのです。
自分の邪魔になる人を必死に排除しようとしても、うまくいかないことの方が多いでしょうし、疲れるだけです。
それが当たり前なのだと思ってしまえば、心穏やかにいられるでしょう。
ここまで読むと、すべてを諦めてしまった無気力な人間になってしまうと思われるでしょうが、メリットもあります。
少しの優しさがありがたく思える
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他人があなたの役に立つことが当たり前だと考えていると、役に立った場合は「当たり前」として何も感じず、相手に感謝することもないでしょう。
そして、役に立たない場合はあなたの期待を裏切ったとして怒りや嫌悪を感じます。
では、前述のように他人は自分の役に立たないと認識していた場合、近しい人以外の人間が思わぬところであなたの助けになってくれたり、親切にしてくれたときはどうでしょう。
嬉しいのではないでしょうか。
少しの親切でも気づくことができ、感謝の気持ちを伝えれば相手も嬉しいはずです。
そうしているうちに、いい人間関係を築ける場合があるかもしれません。
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学生の頃より、社会人になってからの方が物事がうまくいかなくなったと感じるようになりました。
そうすると、うまくいったことより、うまくいかないことにばかり捉われてしまい、あまり精神的によくないことに気づきました。
また同時に、親切にされることが少なくなったと感じたときに、親切にされるのが当たり前じゃないんだなと改めて思いました。
当たり前ですが、なかなか自分のこととなると気づきにくいものです。
中には人徳として親切にされやすい人もいるでしょうが、私の場合はそんな人種ではないので、親切にされないことよりも親切にしてくれた人に感謝しようと思うようになりました。
あなたも生きにくくて仕方なくなったときは認識を見直す方法もあるなと思い出してもらえると嬉しいです。
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