真面目な人を嫌う心理
真面目な人は、モラルが高く基本的には悪い人ではありません。
社会では一定のレベルの真面目さは必要ですが、なぜか真面目な人は嫌われることがあります。
一般的な悪いことからは程遠い人のはずなのに、なぜ真面目な人を嫌うのでしょうか。
今回は真面目な人を嫌う人の心理についてお話します。
真面目な人の定義
嘘や冗談でないこと。
誠実なこと。
辞書ではこのような意味になっています。
では、この定義を踏まえていきましょう。
真面目な人を嫌う心理
堅苦しい/めんどくさい
真面目な人は、ルールや約束を守ります。
社会生活の上ではこのような人は害がなくいいのですが、何事にも都合がいいこともあれば、都合が悪いこともあり、このルールや約束を守ることをどんな些細なことや場面においても適応します。
例えば、友達と待ち合わせをしていて、真面目な人は待ち合わせ時間前にはつくようにしていますが、電車に乗り遅れたなどの事情で友達が遅刻したとします。
そんなときに、真面目な人が遅刻しないように求めることがあると、友達は堅苦しく感じます。
たとえ分かりやすく求められないとしても、10円を拾ったら交番に届けないといけないと言い、近くにない交番にわざわざ届けに行ったりなど、一緒にいることでそれくらいいいじゃないかということでも付き合わされることがめんどうなのでしょう。
自分にも真面目さを強要される(と感じる)
真面目な人は、何事にもきちんとしている傾向にあるため、他人にもきちんとすることを求めることがあります。
例えば次のようなことです。
- ルールや約束を必ず守る
- 自分で言ったことの責任を取る
- ずるをしない
- 嘘を言わない
- 仕事の精度を完璧にする
など
特に他人に迷惑をかけるようなことはするべきでないということを求めます。
真面目な人を嫌う人は、こういった個人のさじ加減によるものに完璧に近いものを強要されることで、個人の自由を侵害されているように感じるようです。
しかし、一方で実際に真面目さを強要することもあれば、強要されていると思い込んでいることもあるでしょう。
例えば、先ほどの待ち合わせに関して言えば、真面目な人は毎回時間前に来ており、遅刻することがないとします。
対して自分は数回に1回は遅れてしまうとき、罪悪感を覚えませんか?
相手も遅刻することがあれば、それほど気にならないでしょうが自分だけが遅刻していると思うと、多少のプレッシャーを感じるのではないでしょうか。
そういったときに真面目な人は、遅刻に関しては口にしないものの毎回時間前に来ることで強要していると思い込んでいる可能性もあります。
面白くない
真面目な人は、ノリが良くなく、定義にもあるように冗談が苦手な傾向にあるため、その場のノリだけで楽しく話すことがむずかしいです。
飲み会などある程度のノリが必要な場では、ノリが悪く冗談すらいえない人とは話していても何も面白くありませんし、空気が読めないヤツとして疎ましく思うのです。
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融通が利かない、効率が悪いところにイライラする
例えば、仕事上では急な変更が生じることがありますが、真面目な人はこのような不測の事態には弱い人が多く、柔軟に対処ができません。
時間がない分スピードアップしなければならないときでも、普段の精度を求めるためにスピードが遅くなりますし、一緒に働いていても扱いづらいでしょう。
どれもよく分かります。
まさしくこれらの条件は真面目な人の欠点でしょう。
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よく考えてみよう
真面目な人は義務感・正義感が強い傾向にあるので、”走行車がなくても信号は守らなければならない”などの決まりごとにこだわっていて、めんどくさく感じることは多いでしょう。
そして、正しいがゆえにそれを押し付けてくるところも鬱陶しく思うのも分かりますが、正しいとされる考えを持つ者(=多数派)が自分たちの価値観を、正しくない者(=少数派)に押し付けるのは当たり前というものです。
ノリが悪い人に対してノリ良く話せよ…と言うのも、待ち合わせに遅れてこないでほしいと言うのも押し付けているのは同じです。
融通が利かないところにイライラするのも、ルールを頑なに守るところにめんどくさく思ったとしても、他人が自分の思い通りにいかないからと言って毛嫌いするのは自分勝手といえるでしょう。
真面目な人だって、不真面目人に対してちゃんとしてと思っていますよ。
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