毛布やタオルがないと眠れない!ブランケット症候群とはどんなもの? 前編
ブランケット症候群とは、その名の通り乳幼児の頃にブランケットや毛布、タオル、ぬいぐるみなどがないと眠れなかったり落ち着かなかったりしたことが、大人になっても続く症状のことです。
一種の不安障害のようなものかもしれません。
今回はブランケット症候群とはどのようなものかについてお話します。
ブランケット症候群の別名
ブランケット症候群は他にも「安心毛布」や「ライナスの毛布」と呼ばれます。
ライナスとはスヌーピーでおなじみの絵本・漫画のピーナッツに登場する秀才肌のキャラクターが毛布を手放せないことから呼ばれるようになりました。
ブランケット症候群の症状はさまざま
事例)
・赤ん坊の頃、就寝時にタオルケットを顔に触れさせるクセがつき、起きている間もタオルケットが手放せなくなり、タオルの代替わりは可能だが大人になっても就寝時にはタオルを持っている。
・赤ん坊の頃にかけられていたブランケットを一度も洗わず、結婚してもその切れ端をよせ集めて就寝時に顔の上において眠っている。
・物心がついたころからぬいぐるみを抱いて寝ていると落ち着くため、大人になっても同じぬいぐるみでないと眠れない。
・毛布に包まってると安堵感に包まれてるような感じがして気持ちが安らぎ、就寝時にこの毛布が無いと寝付けない。
・子供のころに使っていたシーツが好きだったが、親に取り上げられそうになり、他の部分は捨てることを条件に一部分を残すことに。
成人後も旅行や出張などにも持ち込み、ホテルに忘れたときは飛行機の時間をずらしてでも取りに行く。
共通するところを以下にまとめます。
- 赤ん坊のころに愛着していたもの(タオル、ぬいぐるみなど)
- 洗濯されると落ち着かない
- 愛着のものがないと眠れない、または落ち着かない
これら以外は一時たりとも手放したくないという人や、眠るときにあればいい人、愛着のものが絶対同じものでないといけない人と、ある程度同じものでないといけないけれど代替えはありという人もいます。
精神の状態がこの症状の強さに反映されているとも言えそうです。
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