面倒ごとを押し付ける人6つの特徴 後編
前回『面倒ごとを押し付ける人6つの特徴 前編』で、6つの特徴のうち3つをお送りしました。
今回は残りの3つの特徴をお送りします。
バイアスが働いている
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人間の認識はだれしもバイアス(偏見)によって歪められているものだと以前の記事でも述べていますが、今回の場合は「自分は忙しいけれど、他人は忙しくない」という偏見が働いていると考えられます。
社会心理学者の金政 祐司氏著の『あの人の心を読み取る 他人の心理学 (スッキリわかる!)』によると、”他人の立場に立つことができない人=対人感受性が低い”ということで、未熟な幼い人だといえると記しています。
また、自分だけが忙しくて他人は忙しくないと都合よく考え”セルフサービングバイアス”でもあるとも語っています。
未熟な人や頭が残念な人ほどバイアスが強いのではないかと見込まれていますので、「自分には偏見などない」と決めつけている人は可能性大です。
関連記事→人間はバイアス(偏見、差別)の生き物~わたしたちを蝕むバイアスたち①~
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自分の行動を客観的に顧みれない
自分の言動や相手との関係、そのとき置かれている状況などを監視する能力を”自己モニタリング”といいます。
つまり、自分の行動を客観的に見たときに周りがどう思うか、他人が自分に対し同じ行動をしたときにどう感じるかという目線のことですが、面倒ごとを他人に押し付けている人は、どこまでも自分の都合だけで行動を決定しているのです。
押し付けると相手は迷惑じゃないかな、何か都合があるかもしれないなという憶測ができないのです。
できていたら悪いと思ってしまい、押し付けられませんよね。
関連記事→客観性を身に着ける6つの方法
良心の欠如の可能性
前項のように、”押し付けたときの相手の気持ちを考えるとできないはず”と記述しましたが、憶測ができても心が痛まずに押し付けられるのが、良心を欠如している人の場合です。
良心のない人はアメリカでは4%で25人に1人の割合でいるという報告があり、日本ではもっと少ないと言われていますが、日本の総人口を考えるとかなりの確率でわたしたちとも関わっているでしょう。
特に男性に多いと言われており、さらに脳が老化してくると意欲や感情の抑制をつかさどる前頭葉も衰えるため、年配の男性に反社会的な行動が増えて来る可能性が高くなります。
個人差があり、断定するものではありませんが割合としては多くなるでしょう。
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