人を嫌いになる理由 前編
上司が嫌い
後輩が気にくわない
友達がうざい
わたしたちは色々な場所で人を嫌い、人から嫌われます。
何か特別に相手に嫌なことをしていなくても、いつの間にか嫌ったり嫌われたりします。
嫌われる頻度が多いと感じる人は、それについて悩み、自分の欠点をなくそうと努力をすることもあるかもしれません。でもどうしても嫌われてしまいます。
なぜ、人は人を嫌いになるのでしょう。
どう考えても社会で生きていくには嫌われたり嫌ったりするのは不便極まりないですよね。
相手が自分の期待に応えてくれない
例えば職場では、役割が明確に決まっていない雑用や電話・来客応対をしない人は嫌われます。
それは、自分もやりたくないため誰かにやってほしいと思っています。
なので、その雑用や電話・来客応対を積極的にやってくれる人は好きですよね。
しかし、頑なにやらない人のことは嫌いではありませんか?
これは相手が自分の期待に応えてくれないからです。
もし、雑用などをやってくれる人が不在で、やらない人と自分が二人だった場合、自分がその嫌なことをやらなければなりません。
そういった状況のときあなたの頭には自分は嫌なことをしない”自分勝手な人”という解釈でその人のことを嫌いになるのです。
気が利かない人にイライラするのもこの原理です。
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気が利かない人の8つの特徴
相手が現在、あるいは将来、自分に危害(損失)を加える恐れがある
「出る杭は打たれる」というヤツです。
物理的にも精神的にも自分に危害を加えそうな人からは遠ざかりたいですよね。
直接的な危害だけでなく、自分の立場が脅かされる(可能性も含む)と感じる人も敵とみなしてしまうので、その本能を感情に変換すると”嫌い”になります。
自己防衛本能とも言います。
就職面接の際、面接官が自分の立場を脅かすような本当に仕事ができそうな人材は採用せず、程よく仕事の詰めが甘い人材を採用するという話を聞いたことがあります。
相手に対する嫉妬
- 頭がいい人
- 好かれている人
- 信頼されている人
- 顔が整っている人
- スタイルがいい人
- 仕事ができる人
- センスがいい人
- 楽しそうな人
- 幸せそうな人
- パートナーがいる人
- 一人でも堂々としている人
出典:陰湿な人の心理
など、自分ができないことをしていたり、持っていないものを持っている人を見ると嫉妬しますが、それを自分ではなく相手が悪いと責任転嫁し”嫌い”となるわけです。
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相手に対する軽蔑
- 相手の服装
- 行動
- 思考の仕方
- 振る舞い方
- 言葉づかい
- マナー
軽蔑は嫉妬に比べるとはるかにドライな感情なので、自分は相手に対して優越感があるため、心地よく感じることもあるでしょう。
例えば、相手がマナーを守らない場合”マナーすらも守れない人”と見下したりするため、その人と自分とは対等ではなく今後の付き合いも最低限にしようと考えます。
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舐められる、バカにされる人はどこに原因があるのか
相手が「自分を軽蔑している」という感じがする
- 目を合わせない
- 無視をする
- 積極的にかかわらないようにされる
- 声色が他の人より冷たい
など、相手がこのような行動を自分にする場合、軽蔑されていると感じます。
「相手は自分の鏡」という言葉があるように、自分もまた相手の鏡だと言うように、自分も相手を軽蔑するようになります。
または、嫉妬と同様、自分の感情を相手に責任転嫁することで、自分の相手に対する軽蔑を正当化するパターンもあります。
いずれにしても自信のなさと怖れからくる感情なのです。
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