三日坊主を克服!モチベーションを保つ方法
前回は『やる気が出ない…。モチベーションが低い原因』をお届けしました。
では、どうやってモチベーションを保つことができるのでしょう?
今回は、三日坊主を克服!モチベーションを保つ方法をお話します。
ホメオスタシスをコントロール
上記で述べたように、誰にでもホメオスタシスが備わっているため、自分をダメ人間だと自己嫌悪するのではなく、ホメオスタシスの機能だと認識した上で、コントロールするのです。
行動の習慣化
まずは、頑張りたいことが変化ではなくなれば、ホメオスタシスが阻止してこなくなります。
そのためには、行動し続けるのです。
東大生の勉強法で、集中できなくてもとりあえず10分は教科書を読み、集中できなければ5分の休憩を入れ、再び10分教科書を読むと繰り返していけば集中できるようになり、次第に勉強時間が長くなると言います。
それと同じようにやる気がないときは、時間を短くしてでも行動し、集中できるようになれば時間を決めずにできるようになるというものです。
わたしも現在実践中です。
内発的動機づけに切り替える
外発的動機づけは、行動の要因が人から与えられるものであると説明しましたが、反対に”内発的動機づけ”は
- 興味
- 関心
- 好きなもの
など、自発的な意欲による行動をするときはモチベーションを維持しやすいというものです。
「好きこそ物の上手なれ」ということです。
給料が安くとも、自分の興味のある分野の職種についている人は、仕事を辞めたくならないのです。
感謝される行動を心がける
内発的動機づけがなく、上司などから感謝の言葉もなければモチベーションは下がっていくばかりなので、せめて感謝の言葉を言われやすい行動を心がけてもいいかもしれません。
といっても、大きな業績を上げるのは難しいので「気が利くな」くらいの小さなことから始めましょう。
ただし期待しすぎず、言われたらラッキーくらいに思っておきましょう。
- 積極的に雑用をする
- 机周りや棚などを掃除・整頓しておく
- コピー用紙の補充
- 荷物運びを手伝う
など、誰もやりたがらない雑用を積極的にするようにしてみれば、お礼を言われることがあります。
返報性の原理で感謝されやすい環境にする
『すぐに他人に頼る人、依存する人の心理』でも説明していますが、返報性の原理とは、他者から何かをしてもらったときにお返しをしなければ申し訳ないと思う心理作用で、さらに言えば日頃からよくお礼を言う人は他者からもお礼を言われる確率が高いというものです。
モチベーションを上げるためにというと打算的ですが、もし日頃から感謝の気持ちがあっても言葉で言えていないのなら、素直に感謝の言葉にするように心がけましょう。
また、経営者や上司の立場の人で社員や部下が次々辞めていくことで悩んでいるのなら、さまざまな要因はあるかと思いますが、感謝の言葉をこまめに言うようにしてみると多少は問題緩和になるかもしれません。
関連記事→承認欲求を理解して、心を満たしてあげよう 後編
ある意味Win-Win!褒めることで得られる効果9選
ポジティブシンキングのメリットとデメリット
今すぐできる健康法。笑顔がもたらす心身への効果
やる気が出ない原因を探してやる気スイッチを入れよう 前編
モチベーションが下がることは人間誰しもある機能で、安全に生きようとする本能なので、まずはそのことに気付きましょう。
そして、その本能を退かせるたまには、「これは日常のことですよ」とホメオスタシスを騙すのです。
1つのことを長く続けることは難しいですが、まずはモチベーションの低下のメカニズムを把握し上手くコントロールするところから始めてみましょう。
Amazon
【新版】動機づける力―モチベーションの理論と実践 (Harvard Business Review Anthology)
楽天
動機づける力新版 [ ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス編集部 ]
参考:ナルシストとはどんな人なのか。自分に向きがちな意識を外に向けるには?
モチベーションを保つ方法◇三日坊主になる原因と克服法
モチベーションを維持する5つの心理学的な方法
ホメオスタシスが朝起きた時のやる気を無くす?現状維持する脳とは