毒親の特徴④~責任逃れ~
『毒親の特徴①~子どもに虐待をする、子どもを支配する~』
『毒親の特徴②~過保護、愛情を与えない、子どもに完璧さを求める~』
『毒親の特徴③~言動が支離滅裂、子どもに嫉妬する、利己主義~』
第4弾の今回で最終回です。
責任逃れをする
子どもに対して虐待を加えるなどしている親も間違いなく毒親ですが、それと知りつつ放置して、責任逃れをする親も毒親です。
- 自分のせいではなく子ども自身のせいにする
- 自分は被害者だと思いこむ/言い張る
- 支配的、暴力的なパートナーを持つことが多い
- 子どもさえも自分の盾にしてしまう
- 優柔不断の可能性
- 強い意志を持っていない
- 子どもに世話をさせようとする
- 自分は不幸アピールをする
- 成熟した大人になりきれていない
など
責任逃れをされた結果
こういった場合は、もう片方も毒親の可能性が高いため、それぞれの結果にも依存しますが、加えて以下のような心理に陥る可能性があります。
- だれも信用できない
- 安心して生活できない
- 他人に譲ってばかりいる
- 怒りや嫌悪感を表現するのが下手
- 責任の取り方が分からない
など
関連記事→親の愛情不足が原因の性格・言動や精神疾患
相手への猜疑心をわざわざ口に出す人の心理
相手への猜疑心をわざわざ口に出す人から読み取れる特有の気質
全4回に渡って毒親の脅威と子どもへの悪影響についてお伝えしてきました。
反社会的、長期的な人間関係が築けない、人格障害などの問題がある人は、たいてい毒親によって愛情を注がれなかった、または甘やかされたために心の発達が遅れたり、成熟できなかった要因になっていると考えられます。
ご紹介した言動がそのまま当てはまれば、毒親の可能性は高いですが、うまく子どもが育たなったからと言って毒親とは限りません。
しかし、親側が本当に子どものことを思った行動をしていても、子どもに”愛されている”と感じられなければ、愛情不足の結果として反映された人格形成となってしまいます。
小さい頃によく、親子でコミュニケーションを取ることが大切だという意味がよく現れているのではないでしょうか。
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不幸にする親 人生を奪われる子供 (講談社+α文庫)
参考:ダン・ニューハース著『不幸にする親』
子どもの性格は、親の態度で決まるって本当? 「サイモンズ式分類」
毒親とは
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