親の愛情不足が原因の性格・言動や精神疾患

※この記事は2016年12月1日に公開したものを加筆・編集したものです。
親の愛情不足が原因の性格・言動
不安が強い
自己評価が低い
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自分に自信がない人のあるあるな事実
Facebook、TwitterなどSNSの投稿から表れる性格
知ったかぶりをする人の心理
他人に認めてもらうことに執着する
親が自分に無関心であったりすると、愛されている、気にされているという実感がなく、心が満たされません。
すると、親の代わりに自分を愛してくれる存在を探すため、他人に認めてもらおうとするのです。
嫉妬心が強い
嫉妬心は恋愛だけではなく、人を羨む気持ちが強くなります。
愛されたいのに愛されないため、その欲求に執着してしまい、誰かに強く嫉妬する人間になるのです。
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攻撃的
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愛情を与えられないと、不安感が強くなり攻撃的になります。
動物の習性として攻撃しようとするときは弱そうな人を無意識に選び攻撃します。
これが、いじめにもつながることが多く、加害者はほとんどの場合、幼少期や思春期のころに家庭に問題があるケースが多いのです。
ブランケット症候群になりやすい
アダルトチルドレン
家庭環境により、成人しても内心的なトラウマを持ち影響を受け続ける人のことです。
- 他人や兄弟姉妹といつも比べられた
- 勉強や進学などで、親の指示が当たり前だった
モラルハラスメントをしやすい
近年問題になっている、いわゆる"モラハラ"です。
実は親の愛情不足により、自分に価値がないという思いが強いと、心の均衡を保とうとし、自分より立場が弱い人の上に立とうとして自分の価値を高めようとします。
その手段として言葉などで他者を傷つけてしまうのです。
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人間関係が長続きしない
親の愛情不足が与えるのは、子どもにとって悪影響でしかなく、心が成熟しきれません。
前述したこれまでの性格的特徴は、他人からすれば近づきたくない人種でしょう。
そのため良い人間関係を築くことが難しいのです。
親の愛情不足が原因で精神疾患になりやすい
依存症
精神が常に不安定なため安心感を得ようと何かに依存するようになり、依存症になるのです。
依存症は以下の3つに細分化できます。
- 物質依存…アルコールやタバコ、薬物など
- 行為、プロセスの依存…ギャンブル、買物、浮気など
- 人、関係の依存…女性依存、男性依存、DV、ストーカーなど
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ストーカー気質な人の特徴と心理
愛着障害
愛着障害とは、乳幼児期に虐待などはもちろん、共働きが原因で子供が親からの愛情が不十分と感じたことで引き起こされ、次のような特徴が見られます。
- 衝動的行動
- 過敏行動的
- 反抗的行動
- 破壊的行動
- 情愛の欠如
- 表現能力の欠如
- 自尊心の欠如
- 相手に対する尊敬心の欠如
- 責任感の欠如
- 見知らぬ人にもベタベタする
また、愛着障害にも2種類あります。
抑制型愛着障害
周囲からは内気で大人しい印象を持たれることが多く、他者への警戒心が強くあまり人付き合いをしない傾向にあります。
ともすれば、誰とも親しい関係になれないこともあります。
脱抑制型愛着障害
周囲からは社交性のある印象が強いですが、それが過度で初対面の人にでもなれなれしい態度を取ることもあります。
そのため対人関係でトラブルが多いのはこのタイプです。
ソシオパス
おもに環境要因の結果=後天性であると考えられている。この場合の要因とは、たとえば育った家庭環境が悪く、身体的・精神的虐待を受けていた、幼少期のトラウマなどである。
一般的に、ソシオパスは、サイコパスよりも衝動的で行動に一貫性がない。他者と心を通じ合わせるのが困難なのはサイコパスと同じだが、ソシオパスのなかには同じ考えを持った個人や集団に愛着を感じる者もいる。サイコパスと異なり、長期的な仕事に就くことや、世間から見て普通の家庭生活を営むことができない。
ソシオパスが犯罪を犯すときは、自らのリスクや成り行きを考慮せず、無計画で衝動的に実行する傾向がある。すぐに興奮したり激怒したり、暴力的に爆発するため、犯罪が露見し捕まる確率が高くなる。
出典:サイコパスとソシオパス(社会病質者)の違いと共通点、危険性を検証(米研究)
境界性人格障害
「神経症」と「統合失調症」という2つの精神疾患の境界にある症状からこのように名付けられ、以下のような特徴があります。
- 気分の浮き沈みが激しい
- 人に見捨てられることを強く恐れ、不安を抱いている
- ものごとを二極化で考えがち(正義/悪、白/黒など)
- 強いイライラ感
- 若い女性に多い
- 対人関係の変動が激しい
- 依存症になりやすい
- いつも不幸感を持っている
- 自分のことが分からない
- 自傷行為をしてしまう
- 衝動的な行動を繰り返す
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自己愛性人格障害
自己愛性人格障害の性質の1つとして、自分のことばかり話すという特徴があります。
自分のことばかりの中にも自慢話はもちろん含まれます。自分のことばかりで共感能力が著しく欠けている場合は、自己愛性人格障害かもしれませんので、他の特徴が異常に強く出ていないか見てみてください。
- 自分は特別と思っている
- 根拠のない自信
- バカにされることを嫌う
- 自分像を二極化する
- 他人の手柄を横取りする
- 他人を出し抜こうとする
- 期待が外れると怒る
- 他人に無理な要求をする
- 心理的負債感がない
- 外見にこだわる
- 思い通りにならないと人のせいにする
- 自分が一番でないとダメ
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