ポジティブシンキングのメリットとデメリット
日本ではネガティブシンキングより、ポジティブシンキングの方が全面的に良しとされています。
確かに対人関係ではポジティブな人の方が打ち解けやすい気はしますね。
しかし、ドイツではネガティブな話ができない人は「考える力がないから批判すらできない」と思われるようです。
今回は、推奨されるポジティブシンキングのメリットとデメリットをご紹介します。
ポジティブシンキングのメリット
あまりくよくよ悩まない
嫌なことや失敗することがあっても、いつまでも落ち込んで悩みません。
そうすることで、ストレスから逃れることができます。
自信が持てる
ポジティブシンキングは、周りの人が肯定的に受け入れてくれていると認識しており、自己承認を満たせているため自信が持てています。
笑顔が多い
悲観的なことより、楽観的なことの方にフォーカスしているため笑顔でいられることが多いのです。
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モチベーションを保ちやすい
失敗をしてもむやみに悲観的に捉えず、嫌になったりすることも少ないためモチベーションを保ちやすいのです。
明るい人と思われる
人は笑顔が多い人のところに引き寄せられます。
また、自信も漲っているように見えるため、明るい人という評価を受けます。
人間関係がうまくいきやすい
自分に自信があり笑顔が多いので、初対面の人とでも距離を縮めやすい傾向にあります。
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運が良い傾向
楽観的で人脈もあるため、チャンスを見逃しにくく物事がうまく行きやすいのだそうです。
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ポジティブシンキングのデメリット
反省しない
失敗しても「何が悪かったんだろう?」「自分が悪かったんだろうか」と考え抜かないので、「ま、いっか」で終わってしまうことがあります。
これでは失敗した甲斐がありません
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成長しない
反省しないので、次に活かそうという意気込みがいまいち足りません。
次の機会が訪れたときには忘れてしまっており、何度も間違いを繰り返す原因となります。
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深く考えない
出典:https://pixabay.com/images/id-1722402/
物事をあまり深く考えないため、とりあえずやってみようと走った結果、失敗することが多々あります。
なので、周りから考えなしだと言われることも。
目を向けるべき問題点に目を向けない可能性
根底がなんとかなる精神のため、解決すべき問題が出てきたときも、大事ととらえずに見逃してしまい、後で大きな問題に発展することもあります。
他人にポジティブシンキングを押し付ける
ポジティブシンキングは雰囲気を軽くしますが、強要されるのを嫌がる人たちも多いのです。
できるだけ、自分の中だけで留めておきましょう。
自分の短所を見ない
自分に自信があり、またプラス面の方にフォーカスするクセがあるので、短所にあまり目を向けていない節があります。
そのため、自分の短所を把握できず、周りの人に知らず知らずの内に短所をさらけ出している可能性があるのです。
自分の能力を過大評価しがち
メリットの項で自身が持てるとご紹介しましたが、裏返すと自分の能力を過大評価する傾向にあるということです。
これは、色んな所で痛い目に合うフラグになったり、人に避けられる可能性もありますので、あまり自分に自信を持ちすぎるのも考え物です。
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心の触れられたくないところに触れてくる
同じくメリットの項で臆さないので距離を縮めやすいことを挙げましたが、逆にズカズカ入ってこられると困るところにまで、無遠慮に踏み込むことになり得ます。
例えば、あなたが友人に「背が高くてモデルみたい」と褒めたつもりでも、言われた本人は背が高いことをコンプレックスに思っていることもあります。
いくら心底羨ましく思って褒めていても、本人は触れてほしくないのです。
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メリット・デメリットを挙げていきましたが、このように見てみると、メリットはほとんど本人にとっての良いところで、デメリットは第三者から見た困ったところであるように思えます。
笑顔が多くて明るいという要素は、第三者にとってもメリットではありますが、デメリットの項目は本人がデメリットには気づきにくい特徴があることから、自分が深く考えず、成長しにくいことに対して悩むということは少ないように感じます。
なのでデメリットは、主に第三者がされたら嫌なことではないでしょうか。
物事は表裏一体です。
ポジティブもネガティブも良いところがありますので、どちらかを受け入れてどちらかを避けるよりも両者を受け入れた方が、気持ちが楽になれるのではないでしょうか。