潔癖症患者のこだわり方が異常な旅の様子を公開! 後編
前回は、『潔癖症患者のこだわり方が異常な旅の様子を公開! 前編』で出かけ先での強迫行為対策を公開しました。
今回はホテルでの強迫行為+強迫行為対策を公開します。
前編とは比べ物にならない奇策の数々をどうぞ!
(潔癖症にとっての)地獄のホテルタイム
旅行中最大の地獄・入浴
出典:https://pixabay.com/images/id-890561/
晩御飯を食べ終えて今回宿泊するのは、安物ビジネスホテルのユニットバスでツインベットの部屋です。
ベッド下にキャリーバッグを広げますが、中身は出しません。
さっそくどちらが先にお風呂に入るかですが、当然daiさん(仮)が先に入るだろうと思っていると、「先にどうぞ」とのこと。
嫌じゃないのかと聞くと、「できるだけ相手に気を使わせたり、汚がっているところは見せたくない」らしいのです。
まあ、こういった場面だとあなたも汚いと言われているような気もしなくもないですが、少しでも気を悪くしないようにしてくれてるんですね。
複雑ですが…。
お言葉に甘えて先にお風呂もらいました。
次にdaiさん(仮)の入浴の番。
入浴中の行動は本人に教えてもらってお伝えします。
ビジネスホテルのユニットバスというと、極端に物の置き場所が少ないですよね。
さらにdaiさん(仮)はどのような対策をしているかというと。
まず、トイレの上ぶたを閉じ、その上にトイレットペーパーを隙間のできない程度に敷きます。
その上に持参の着替え一式が入った手提げを置きます。
洗濯ものは持参のビニール袋にいれます。
はだしになると、床との接地面を少なくするために常につま先立ちです。
鍛えられそうですね。
自分が触れる部分以外は触れないようにバスタブに入ります。
シャワーは常に流しっぱなしでシャンプー、リンス、体を洗っていきます。
キツイのは服を着るときとのこと。
持参のバスタオルで髪、体をふき、立ったまま服を着ていきます。
最後、どうしても外界と触れてしまう足です。
備え付けのバスタオルをカウンターにかけ、その上に座ります。
せっけん、シャワーで足を洗い持参バスタオルで拭き、それからすかさずポケットに仕込んでいた靴下、持参スリッパを履く。
そして、もう片方も同じようにします。
トイレの上ぶたに敷いていたトイレットペーパーは流して、バスルームを出ます。
書いているだけで疲れました。
実行しているdaiさん(仮)は、もっと疲れているように見えました。
顔、手以外は隠れている徹底ぶり!
体を休めるはずの就寝時間
さて、髪を乾かしてやっと就寝時間です。
さすがに荷物になるので枕は持ってきていないようですが、別の持参タオルを取り出し枕に敷いて布団に入りました。
寝ている間も、布団が顔にかからないようにし、パンツのすそがめくれないようにして寝るそうです。
そんなので眠れるのでしょうか。
いつもよりは眠れないですが、少しは眠れるそうです。
そして、眠るころには手を洗いすぎて手がカサカサなのだとか。
いやー潔癖症って大変ですね。
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