お正月の年賀状に関する小ネタ

お正月の年賀状に関する小ネタ

年に一度、年末には年賀状を出し、お正月には知人・友人・親戚などから届く年賀状は楽しみの一つでもあります。
しかし、一体どのようにして年賀状が送られるようになったのでしょうか。
今回は、お正月の年賀状に関する小ネタをお送りします。

※この記事は2016年12月28日に公開したものを編集したものです。

 

 

年賀状の起源は平安時代

年賀状の起源は平安時代からだといわれており、日本最古の年賀状とされるのが、その当時の儒学者・文人である藤原明衡(ふじわらのあきひら)がはじまりでした。

手紙の文例集として作られた「庭訓往来」の中にある正月の文例に次のような文言が書かれていたようです。

春始御悦向貴方先祝申候訖
訳:春の始めの御悦び、貴方に向かってまず祝い申し候

出典:意外と知らない?年賀状の由来と歴史、豆知識

お正月に親族やお世話になった人の家にあいさつをする”年始のあいさつ回り”は奈良時代からあったようですが、その習慣が広まったのは平安時代ではないかとみられています。
このことから、あいさつ回りも年賀状も同じころに広まったのではないかと考えられているようです。

時代はくだって江戸時代では人々の交流が広くなり、お正月のあいさつ回りが困難となり、書状であいさつを済ませることも増えていきました。
つまり年始のあいさつ回りを簡略化し、一度にできるようにしたものが、年賀状の起源だといわれています。

あいさつ回りの簡略化が年賀状なら、年賀状を出した上でのパートナーの実家へのあいさつはいらないのでは…。
毎年この行事が憂鬱だという方は、どちらかを取りやめてもいいかもしれませんね。

 

 

喪中はがきの起源

1年以内に身内を亡くして喪に服している人は、一定期間喪服を着用して故人の冥福を祈り、慎ましく生活を送ることを喪中といいます。
その期間が1年であるため、年が明けたお正月もお祝いを行わないことが一般的とされています。

喪中はがきは年が無事に明け、他家と慶びあうことを控えるという意味で年賀状の欠礼の挨拶状として広く知られています。

そんな喪中はがきの起源は、明治・大正時代に皇室の大喪に対し官吏などが年賀欠礼を行っていた習慣からはじまり、昭和になってからは、年賀状の普及に伴い、その習慣が一般家庭で不幸があった年に喪中はがきを送ることになったのです。

 

 

喪中の人に年賀状を出すのは失礼ではない

現在の一般的な認識では、喪中はがきを送ってきた家には年賀状を出さないのが礼儀とされていますが、実際には年賀状を送ったとしても失礼ではないのです。
これは、”年賀欠礼”という言葉から分かるように「年賀の挨拶を送らないでください」という意味ではなく、「今年は忌中なので年賀の挨拶ができなくてごめんなさい」という意味なのであって、うっかり年賀状を送ってしまったとしても非常識ではないのです。

忌中の人も年賀状が届いたからと言って「非常識な人!」と憤慨するのは間違っているということですね。

 

 

参考:年賀状-Wikipedia
   喪中はがきの歴史とマナー