脳を刺激して活性化させよう!
人間の脳は、使わなかったり、同じことの繰り返しを行うことで衰えていきます。
以前は、『頭の回転を速くする6つの方法』で記憶力や思考力の向上をご紹介しました。
今回は、脳のアンチエイジングも兼ねて、脳を刺激して活性化させましょう!
利き手と反対の手を使おう
右手を動かそうと思えば左脳から、左手を動かそうと思えば右脳からそれぞれ命令を出します。
人間は日常生活を送っている上で、利き手の方が細かい動作をたくさんするわけですから、右利きの人であれば左脳からの命令が多くなり左脳が活性されるというわけです
出典:利き手と脳-両利きマスターズ
いつも同じ手ばかりを使っているよりも、利き手と反対の手を多めに使うことで、脳の刺激が違うというわけです。
関連記事→利き手はどのように決まるのか
あなたの利き手は?本当の利き手が分かる診断
知らない道を早歩きで散歩してみよう
知らない道を歩くことによって、脳がどんなところなのかを知ろうとするため脳が情報収集します。
また、早歩きで20分ほど散歩することで、脳への血流量が増えることで、二重に脳を活性化してくれます。
普段聴かないジャンルの音楽を聴いてみよう
聞きなれた音楽でも右脳を刺激してくれますが、普段あまり聴かないジャンルの音楽を聴くことで、新鮮さを味わえてさらに脳へと刺激を与えられます。
指を使う
大脳生理学の権威である、久保田競さんによれば、「手は外部の脳である」なのだそうで、ピアノなどの指を動かせる楽器、手芸、折り紙や料理など、指を複雑に使う動作は脳に刺激を与えてくれます。
空想をしてみる
小説などの文章の本を読み、できるだけ具体的に映像を想像しましょう。
また、要約を自分なりにまとめたり、本の内容に対し疑問を持ってみるとより刺激になります。
本を音読する
前項のように読書をするのも脳にはいいのですが、音読することで以下のような効果があります。
東北大学の川嶋隆太教授によりますと、音読をしている時の人間の脳は判断力や思考力を司る脳の司令塔、前頭前野を中心に脳全体を活発に働かせます。これは考え事をしている時やテレビを見ている時とは比べ物になりません。ゲームも視覚も使うし、いいように思えますが脳の活性は音読の3分の1以下です。黙読もかなり活性しますが、やはり音読の方が圧倒的に脳全体を使います。
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咀嚼をする
『食べるのが遅い人は仕事ができないは嘘?!』でも書いておりますが、咀嚼は脳を活性化させてくれます。
朝食を摂る
脳の活動エネルギーは主にブドウ糖の働きによるものですが、ブドウ糖は体内に大量に貯蔵しておくことができず、すぐに不足してしまいます。つまり、空腹な状態で起きた朝の脳は、エネルギー欠乏状態…。朝にしっかりごはんを食べないと、脳のエネルギーが不足し、 集中力や記憶力も低下してしまいます。
出典:朝ごはんを食べないと? – 農林水産省
朝食抜きの、勉強や仕事は非効率そのものです。
カギは「刺激」と「血行」
冒頭に述べたように、毎日同じことの繰り返しは脳に刺激がないため衰えさせる原因になります。
自分の経験にないことや、習慣にない行動、複雑な手の動きなどをすることによって脳の刺激することや、運動によって血流を良くすることによって脳が活性化することが分かりました。
この法則を身に着ければ、上記の事柄だけにとらわれず、様々なことも実践できそうですね。
大人になると、今まで手を出せなかったものはたいてい手間や時間、お金のかかるものになって来ます。
そのため、初体験のことは難易度が上がりますが、できるだけ慣れないものに挑戦してみるよう心掛けてみてください。