鼻毛脱毛をしてはいけない理由
鼻毛が出ていると身だしなみに気を使っていないと思ってしまいますし、他人からも思われてしまいます。
鼻毛が出ていると身だしなみに気を使っていないと思ってしまいますし、他人からも思われてしまいます。
自分の鼻毛を処理する際も、あまり頻繁でないためうっかり忘れてしまって、あるとき鼻からのぞいてしまっていたりとなかなか厄介ですよね。
面倒な体毛は脱毛してしまおうと思うかもしれませんが、実は見た目よりもずっと役に立っている鼻毛を脱毛するとさまざまな弊害があります。
今回は、鼻毛脱毛をしてはいけない理由についてお話します。
鼻毛は異物を体内に入れないフィルター
空気中には、ホコリやウィルスなど体内に入れてはいけない異物も含まれています。
ホコリやウィルスが入るとアレルギー反応や風邪を始めとした色々な病気にかかりやすくなります。
鼻毛はそんな病気の元になる異物を体内に入れないフィルターの役割をしており、鼻毛が異物を絡めとっている間に鼻水で体外に流してしまうことで、外敵から守っているのです。
そのため、鼻毛がないと口呼吸と同じように、体内に異物を取り込んでしまい、アレルギーや病気のリスクがあがることにあります。
これは有名な話ですが、鼻毛の果たす役割は実はこれだけではありません。
関連記事→口呼吸をすることの弊害
空気を温め、加湿する
冷たい空気や乾いた空気を吸い込むと鼻の奥が痛くなったことはありませんか?
冷たく乾いた空気を吸い込むことによって粘膜が刺激され、血管運動性鼻炎(寒暖差アレルギー)になることがあります。
症状は次の通りです。
- くしゃみ、鼻水、鼻づまり
- アレルゲン特定ができないのにアレルギー症状が出る
- 風邪ではないので発熱しない
- 目のかゆみ・炎症などはない
- 症状自体は軽度
- 鼻水は無色透明
- 少しの刺激でも症状が出る
- 温度差
- 空気の乾湿
- ハウスダスト
- 花粉
- 動物の毛
- 強い香り
- たばこの煙
など
空気中の異物だけではなく、温度や湿度によってもアレルギーが引き起こされることがあるのです。
嗅覚においてもなくてはならない存在
鼻毛の中には、粘膜に細かく生えている嗅毛(きゅうもう)という毛があり、嗅覚神経の先端でもあります。
においが嗅毛を刺激すると、電気信号となって脳の嗅覚中枢に伝わることで、においを感じることができるのです。
つまり、鼻毛が少ないとにおいに鈍感になるということになるのです。
料理のにおいが分からなくなるという単純なことだけではなく、異臭に気づくのが遅くなればれば、身を守る行動も遅くなるため、そのぶん自分を危険にさらしてしまうということですね。
脱毛ではなく、笑ったときに出ない程度にカット
ご説明したように、不格好なイメージの鼻毛は思っていたよりも、わたしたちになくてはならない体の一部だったのです。
そのため、鼻毛脱毛するというのは得策ではないということはもうお分かりでしょう。
実体験ですが、鼻毛処理をした次の日に外出をすると、呼吸するたび鼻が冷たくて仕方ありませんでした。
どうやら切りすぎたようです。
笑ったときに出ない程度にカットするのが良い加減のようです。
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