口呼吸をすることの弊害
若者や子どもの間で多くなっていると言われている口呼吸ですが、ご自分は普段、鼻呼吸と口呼吸どちらで呼吸しているか認識していますか?
現在では半数以上の日本人が口呼吸で、小学生の8割は口呼吸していると言われているようです。
ではなぜ、口呼吸をすることに問題があるのでしょうか。
今回は口呼吸をすることの弊害についてお話します。
二重アゴ、だらしない顔つき
口呼吸することによって常に口が開きっぱなしの状態になります。
そうすることでまず、だらしない顔つきになります。
また、顔つきだけでなく筋肉もだらしなく衰えてきて二重アゴの原因にもなりますので、他者からの印象も良くありません。
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口臭
口呼吸することで、口内が乾きます。乾燥すると雑菌が繁殖するため口臭がきつくなります。
小学生の間でも、虫歯や歯周病でもないのに口臭に悩む人が増えているのは口呼吸が原因なのです。
虫歯や歯周病が多くなる
口内は乾くと雑菌が繁殖して口臭が強くなりますが、それだけではなく虫歯になったり歯周病になったりします。
唾液には殺菌作用がありますので、雑菌を洗い流すためには口を閉じている必要があります。
免疫が下がる
空気中には、チリ、花粉、病原菌などさまざまな体に良くないものが含まれています。
通常、鼻呼吸では鼻毛などがフィルターになって体内に入れないようにしてくれていますが、口呼吸することでそれがダイレクトに入ってきて体内では以下のような反応が起きます。
多くの人にみられる口呼吸は、冷たく乾いた異物だらけの空気が直接、咽頭や喉頭に当たってしまい、口内は乾燥し、病原体が繁殖しやすい状態になります。つまり、病原菌などの外敵に対して、非常に無防備な呼吸法なのです。人間が発症する病気の7割は口呼吸が原因とも言われています。
口呼吸をしていても日常生活の上で何の支障もない-と考えがちですが、口呼吸の習慣を続けることで、呼吸器系疾患やアレルギー性疾患、皮膚疾患、自己免疫性疾患、精神性疾患などに罹るリスクを高めていることを認識することが大切です。
免疫が下がることによってどのようなことが起きるかと言うと。
- 新型コロナに感染しやすい
- 風邪をひきやすい
- 喘息
- アトピー
- 花粉症
- アレルギー性鼻炎
など
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睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすい
口呼吸は鼻呼吸より咽頭が狭くなるので、寝ている間に気道がふさがれ無呼吸になることがあります。
睡眠時無呼吸症候群になることで、充分な睡眠がとれないので二次的にさまざまな弊害が起こります。
口を常に開けていると、本当は几帳面な性格なのに、だらしない印象を与えたり、実際に身体にも悪影響なのでいい事はありません。
何気ないクセですが、これからの体調を左右するかもしれないクセは事前に直しておいた方がいいでしょう。
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