ストレスにも影響!浅い呼吸が招く弊害と原因
私たちが起きている間も、寝ている間も無意識に行っている呼吸。
無意識に行っているがゆえに、普段の呼吸の質がどんなものかをあまり考えたりしませんよね。
現代の人は、浅い呼吸の人が多いのだそうです。
呼吸が浅いからと言って苦しいわけでもなし、別にどうでもいいと思って思っていませんか?
実は、浅い呼吸=酸素不足ということなので私たちの体にはあまりいいことはありません。
では、呼吸が浅いことでどのような弊害があるのでしょうか。
自律神経のバランスが整わない
呼吸と自律神経は深く関わっています。
吸うことで交感神経が刺激され、吐くことで副交感神経が優位に立ち、リラックスに必要な「セロトニン」が分泌されます。
しかし、しっかり呼吸ができていないとなると交感神経が優位となり以下のような症状が現れます。
- 長時間寝ても眠気や疲れが取れない
- 疲労感がいつまでも残る
- 気分が沈む
- ストレスがたまる
など、その他多くの体の不調を招きます。
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ストレスによって行動・身体・精神に表れる症状
脳の働きを鈍らせる
浅い呼吸は酸素不足になるため、最も酸素を必要とする脳の働きが鈍くなります。
そして、酸素を取り入れようとあくびを何度も繰り返すようになるのです。
大事な仕事中にあくびばかりしていると、あまりいい印象を持たれないばかりか、思わぬ判断ミスにもつながりかねません。
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血行が悪くなる
先ほど述べた、酸素不足によって血行が悪くなります。
血行が悪くなるということは内臓の機能も低下してしまうため、以下のような症状が起こるようになります。
- 代謝が落ちて肥満になりやすい
- 肩こりになる
- 便秘症になる
- 冷え性になる
- むくむ
- 肌荒れしやすくなる
また、これらはストレスによっても拍車がかかりますので、何一ついいことがないと分かります。
呼吸が浅くなる原因とは?
姿勢が悪い
人によって姿勢のクセは千差万別ですが、特に多い猫背になると肺が圧迫されて呼吸が浅くなります。
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不安やストレスを感じている
先ほどは浅い呼吸によってストレスがたまるとしましたが、逆にストレスなど精神に圧力を感じても呼吸は浅くなります。
悪循環になるので、特に意識した方がよさそうですね。
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私も呼吸が浅く、睡眠時にだんだん無呼吸になっていき、息苦しくて目を覚ますということを一晩のうちに何回もしてしまうことがあります。
物理的にも命が危ないので何とかしたいと思っている次第です。
世の中には私と同じような人もいると思うので、この機会に意識してみてはいかがでしょうか。
次回は『深呼吸を日常化!呼吸を深くする方法』をお送りします。