本当は怖い!睡眠不足がひき起こす7つの弊害
あなたは日頃から睡眠をとれていますか?
現代人は自律神経のバランスが崩れやすく、慢性的に睡眠不足の人が増えています。
しかも、1日の中で仕事が最も長い時間を占めており、睡眠不足の解消ができていない人も少なくありません。
また、時間は取れているものの、眠りが浅かったり質が悪いと睡眠不足と同じです。
睡眠は脳と体を休めて健康な状態を維持する重要なシステムです。
今回は、睡眠不足から引き起こされる弊害をご紹介します。
美容に悪い
睡眠不足⇔自律神経の乱れ
どちらが原因だとしても睡眠不足になりますし、自律神経が乱れます。
この2つは切っても切れない関係にあります。
自律神経が乱れることで、睡眠中に分泌される「成長ホルモン」「女性ホルモン」の量が減少します。
この「成長ホルモン」や「女性ホルモン」が私たちの肌の代謝を促してくれるので、減少してしまうと以下のようになります。
肌トラブルが増える
ニキビの原因となる古い角質が毛穴に詰まってアクネ菌が増えたり、肌が荒れたりします。
老化を早める
肌の代謝を遅らせることで、たるみやシワ、シミの修復が追い付かず老化が早まります。
また、「女性ホルモン」も分泌されにくくなると、肌トラブルだけでなくさまざまな体の不調が現れますので注意が必要です。
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記憶力の低下
記憶を司るのは脳の海馬という部分ですが、睡眠時間が少ない子供はこの海馬の体積が小さくなっている。成人を対象にした研究でも、しっかり睡眠時間を取っている人のほうが記憶力が高いというデータが出ています
また、酔っ払いと同じ精神状態で、判断力も鈍ることが分かっています。
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倦怠感
睡眠不足のときは体がだるく何もする気が起きませんよね。
倦怠感は心身の疲れからくる症状なのです。
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肥満になりやすくなる
米コロンビア大学が2005年に行った、ある興味深い調査結果があります。32~59歳の男女8000人を対象に調べたところ、平均7~9時間の睡眠時間の人に比べて、4時間以下の睡眠の人の肥満率は73%も高かったのです。 また、5時間睡眠の人でさえ、肥満率が50%も高いと報告されました。
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精神が不安定になる
ストレス耐性が下がって、ストレスホルモンであるコルチゾール、ノルアドレナリン、アドレナリンなどが分泌されやすくなります。ストレスホルモンはイライラや不安な気持ちを感じやすくし、また判断力も低下するため、感情のコントロールが難しくなり、すぐにイライラしたり怒りっぽくなったり、落ち込んだりしやすくなります。
上記のような理由で落ち込みやすくなり、落ち込むことが続けば「うつ」になってしまします。
うつになってしまえば、治療も時間がかかるため早めに対策をしましょう。
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免疫力が下がる
免疫細胞の活動が促進されるのが、睡眠時だからです。例えば、B細胞は睡眠時に抗体を作るとされています。
このように免疫が下がると、風邪をひきやすくなりますし、さまざまな病気のリスクを上げます。
詳細は次項へ。
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さまざまな病気になりやすい
糖尿病
睡眠不足が慢性化すると、空腹時血糖値が上昇し、基礎インスリン分泌能が低下するなど、2型糖尿病やメタボリックシンドロームのリスクが上昇するという調査結果がある。
高血圧
睡眠不足になると、心拍数が下がらず逆に上昇傾向になってしまうため、それに比例して血圧も高くなります。
高血圧になると、動脈硬化を引き起こし以下のような病気になりやすくなります。
心臓疾患
高血圧になると、心筋梗塞や狭心症などになりやすくなります。
脳疾患
同じく高血圧によって、脳卒中、脳梗塞、脳出血などになりやすいです。
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このように睡眠不足は、心身ともに万病のもとということになります。
睡眠不足を自慢する人もしばしば見受けられますが、百害あって一利なし!
「自分は体調管理を怠っていますよ」と言っているようなものです。
効率よく仕事に打ち込むために、心身ともに健康に保つことを意識してみませんか。