今どきの転職で求人掲載している中小企業に思うことや発見 中編
前回は『今どきの転職で求人掲載している中小企業に思うことや発見 前編』をお送りしました。
今回は主に面接についてお話します。
最近は面接で志望動機や自己PRを質問をしない企業が増えている?
これまでは応募書類や面接で志望動機と自己PRは必ず聞かれたものでした。
求人サイトで書いて応募し、面接に持参する履歴書と経歴書に書き、さらに面接で口頭でも言わされていました。
3度手間です。
立場が逆なら不採用必至です。
わたしはこれが非常に無駄だと思っていました。
しかし、今では志望動機や自己PRを一問一答形式で質問する中小企業が減っているような気がします。(特に若い面接官はその傾向あり)
実際に、マイナビ転職は自己PR欄はいまだ残っているものの、志望動機欄が消えています。
そしてリクナビNEXTは、志望動機・自己PR共に完全に非表示になっています。
履歴書には志望動機欄が残っている形式のものがあるため、そこには書くことがあるでしょうが、口頭でも訊かないことが増えていると感じます。
そのかわり話の流れで、上手くPRをしないといけないと感じる場面もあるため、もしかしたらより面接が複雑化している可能性もあります。
志望度をはかるためのかぐや姫作戦を実践する企業が多い
これも昔からあったのでしょうが、とにかく応募者に手間をかけさせる方法で自社の志望度の高さをはかっていると思われる要求が多いので、応募者はイライラが募るのではないでしょうか。
- webで経歴書を見ているはずなのに、履歴書・経歴書を郵送させる
- 外出自粛の中、面接に赴かせる
- 複数回の面接や説明会
など
志望度をはかるためなどで面接時の応募者からの逆質問がありますが、これはまぁいいと思います。
しかし、応募者に金銭・手間のかかる負担を強いることで志望度をはかるところが、かぐや姫の求婚者に無理難題をふっかける行動そのもので、会社側が上の立場だと思っていることの表れです。
応募者も会社の対応や求人の真偽で志望度が変わる
どれくらい自社に入りたいと思っているのかを疑いの眼差しで見るよりも”会社側の適切な対応”と”嘘がない求人”によって応募者の志望度を上げることの方が大切だと思います。
会社側の適切な対応とは
応募前に質問があれば質問に回答し、応募があったら書類選考をし、書類選考が合格なら面接へ進める対応をしなければなりません。
それが迅速であれば、応募者は「この会社はちゃんとしてるっぽいな」と感じるわけです。
逆に、質問に返答がない、とりあえず応募してみるけど選考の返答も遅いとなれば、この会社大丈夫か?となりますよね。
よく「応募者が多かったので返信が遅くなりました」と書いてくる会社が多いですが、社会人の通例的に、それは知ったこっちゃありません。
子どもみたいな言い訳は企業にだけ許されていると思っているのでしょうか。
さらに面接でも、就職差別を助長する可能性があるとして質問を自粛しなければならない質問をした場合も、応募者の志望度を下げる要因となります。
嘘がない求人とは
前回にも書きましたが、求人情報には嘘が多すぎます。
応募者は求人の条件なら働けると感じているにもかかわらず、面接や内定後の説明で条件が違うことを知らされると、話が違うと思いますよね。
その時点で、並行して受けている条件のいい他社の方がいいと思うはずです。
その面接で、面接官が応募者をいいなと思って内定を出したとしても、内定辞退されることもあるのです。
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