知能に関する色々なこと8つ
自分や周囲について頭の良さ、悪さが社会に出ると測りにくくなります。
子どもの頃に学業の成績が良かった人は、自分は頭がいいと思ったまま社会に出ている人もいるかと思います。
しかし、社会的に成功する人や仕事ができる人、気配りができる人など一般的にこの人たちは頭の良い部類と認識されていますが、学業の成績とは相関しないこともあります。
そこで、頭がいい人の特徴に当てはまれば当てはまるほど、頭がいい人かもしれない、知能に関する色々なことをお話します。
我慢強い人は、学力が高い傾向
アメリカ・スタンフォード大学の心理学者ウォルター・ミシェル氏が1968年に行った有名な実験で、4歳児たちを集め一人ずつ部屋に招き、マシュマロを置いて実験者はこう言って部屋を出ました。
「今食べてもいいけれど、15分間待つことができたら、もう1つマシュマロを上げる。途中で食べたくなったら、ベルを押せば食べられるけど、もう1つのマシュマロは食べられなくなる」
そのとき、ほとんどの子どもは待つことを選びましたが、待てなかった子供、待つことができた子どもがおり、平均で2分間でした。
この実験から12年後、ミシェル氏はマシュマロ実験に参加した被験者約600人の保護者や教師、学習指導者に対して被験者たちの日常生活のアンケートを実施しました。
その結果、1分以内にベルを鳴らした子どもたちは行動上の問題を抱えていること高く、一方、15分待てた子どもたちは、大学進学適性試験のスコアが平均210点も高かったのです。
近視、左利き、アレルギー体質
心理学者である内藤誼人氏著の『ひそかに人を見抜く技法』によれば頭のいい人の特徴は近視、左利き、アレルギー体質だと記されています。
この3つとも該当するのであれば、頭がいい確率はかなり高いのではないかと内藤誼人氏は述べています。
近視
ドイツ、マインツ大学眼科学科の研究者が、近眼の人はメガネを着用しない人よりも賢く、高学歴な傾向にあることを発見したという。
研究チームは、ヨーロッパに住む3,452人を対象に、視力テストと知能テストを実施し、年齢とともにその結果が記録された。ヨーロッパでは40歳以上の職業人の50パーセント以上が近眼である。
その結果、近眼の人は近眼でない人よりも高い認知能力を有していることが明らかとなった。
左利き
アメリカでIQの高い集団と、平均的なIQの集団の左利きの割合を比較したところ、IQの高い集団の左利きの割合は倍以上だったそうです。また、東大生の左利きの割合は20%と高いことも知られています。空間処理や数字に強く左右の脳をバランスよく使える左利きの人は、高得点を獲得できる可能性が高い人が多いのです。
出典:左利きは天才肌?天才説の根拠と嘘&有名人サウスポー50また、左利きは新しいアイディアを生み出す創造性や、独創性がある人が多い傾向にあると言われています。
アレルギー体質
出典:https://pixabay.com/images/id-186427/
内藤誼人氏が言及しているわけではありませんが、一説によると、神経が鋭敏なため、化学物質や有害物質にアレルギー反応を起こしやすいとも言われているようです。
おでこの狭い人の傾向
プリンストン大学が工学部の学生を対象に調査を行いました。その結果、実は俗説とは逆に、やや額の狭い学生のほうが優秀な傾向が見られたのだそうです。
つまり、“おでこの広い人は頭がいい”というのは、統計上は正しくないということになります。
確かに頭がいいなと思う人がおでこが狭かったことがあります。
子どもの頭の良さは母親の頭の良さで決まる
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アメリカのニュースサイト「サイコロジースポット」に掲載されたジェニファー・デルガド氏が書いた記事によると、
母親の遺伝子を持つ細胞が蓄積されるのは、記憶、思考、音声そして知覚といった認知機能をつかさどる大脳皮質
つまり、子どもの知能は母親から遺伝するというもので、掛け合わせの優位性は以下の順に遺伝しやすいと言います。
- 父親(高知能)×母親(高知能)
- 父親(低知能)×母親(高知能)
- 父親(高知能)×母親(低知能)
- 父親(低知能)×母親(低知能)
驚きの事実ですね。
これを受けて女の子は頭が良くなくていいという前時代的な概念が一層払拭されるでしょう。
将来の我が子のために勉強しましょう。
運動神経がいい人=頭もいい
ジョン・レイティ博士(ハーバード大学医学大学院准教授)は著書『脳を鍛えるには運動しかない!』(NHK出版)で、「運動は脳の基礎構造を物理的に強くする」と説明している。つまり、「運動に熱心だったのに、勉強ができる」のではなく、「運動に熱心だったから、勉強もできる」という可能性が高いのだ。
運動をするのも体を操る脳の働きと言えば、確かに相関する確率は高そうです。
また、運動が苦手な人よりも、得意な人の方が頻繁にスポーツをすることを考えれば、その分たくさん脳に血液が流れるため頭の回転も良くなると考えられますね。
関連記事→頭の回転を速くする6つの方法 前編
ものごとを先延ばしにして、他のことを効率よく片付けている
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高校生を対象にしたインテル主催の科学コンテスト「Intel Science Talent Search(STS)」で入賞した特に頭のいい人を対象にして、学術誌「Creativity Research Journal」が行った調査によると、賢い人々は先延ばしのテクニックを活用し生産性を上げていることが判明しました。
例えばやるべきことをわざとやらないでおき、物事を先に進めるための刺激としてほどよいレベルのストレスをかけるといった方法です。あるいは、先延ばしを「考えを寝かせておく方法」と捉えている人もいました。答えを見つけ出す前に十分にその問題を「消化」するために、あえて決断を下すまでに時間をかけるのです。
さらにこの研究によると、STS入賞者たちは課題をいったん棚上げにした時間を用いてほかの用事をこなしているそうです。先延ばしした時間で課題以外のやらなくてはならない用事を効率よく片付けているわけです。
関連記事→めんどくさがりな人の実態
人の話を聞かない=自分に有益かどうかの判断が素早くできる可能性
頭がいい人は最後まで話を聞かなくても内容が先読みできてしまいます。
話を最後まで聞かない人の中には、自分に有益な内容どうかの判断が素早くできるからという場合もあるようです。
もちろん全員ではなく、ADHDなどの可能性もありますので断定はできません。
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