学習障害(LD)の一つ、ディスレクシア(読字障害)とは

2019年8月20日

学習障害(LD)の一つ、ディスレクシア(読字障害)とは

ディスレクシア(読字障害)とは、文字を正しく読むことが困難ですが、知能障害ではなく、文字の読み書きに限定した脳機能の発達に問題があるとされているため、発達障害の1種である学習障害(LD)をさら細分化したうちの1種です。

今回は、ディスレクシアのメカニズムや症状についてご紹介します。

 

 

発達障害の種類のおさらい

以前の記事で述べていますが、ここで一旦おさらいしておきましょう。
学習障害(LD)以外は割と知られています。

  • 自閉症スペクトラム
  • 注意欠陥・多動性障害
  • 学習障害
    知的発達に大きな遅れはないのに、書く・読む・聞く・話す・計算するといった行動の得意不得意の差が大きかったり、ある特定分野に偏りが見られたりすることが多いです。

出典:思考がおかしい人の特徴 後編

 

 

学習障害の種類

学習障害の種類出典:https://pixabay.com/images/id-1852907/

  • ディスレクシア(読字障害)←今回はここ
  • ディスグラフィア(書字障害)
  • ディスカリキュリア(算数障害)

ちなみに、病院で診断される際は「限局性学習障害」という名称になります。

 

 

ディスレクシア(読字障害)の症状

  • 幼児期、文字に興味がない
  • 知能レベルは問題ないのに文字が覚えにくい
  • 文字を一つ一つ拾って読む(逐次読み)
  • 文字を音声に変える作業が遅く、間違いが多い
  • 読みが困難なので、書字にも障害が生じる
  • 怠けていると勘違いされる
  • 文章を読むとすぐに疲れる

など

学習障害の種類としては分けられていますが、読み書きは付随しているものなのでディスレクシア(読字障害)とディスグラフィア(書字障害)

 

 

ディスレクシア(読字障害)のメカニズム

ディスレクシア(読字障害)のメカニズム ディスレクシア(読字障害)のメカニズム ディスレクシア(読字障害)のメカニズム ディスレクシア(読字障害)のメカニズム出典:ぼくの素晴らしい人生 コミック 全5巻セット

 

ディスレクシアは文字と読みの音声化に問題があることが大きく、音韻処理を司る左頭頂側頭部と、単語形態認識に関わる左下後頭側頭回という脳領域の活動が弱く、左下前頭回に強い活動が見られています。

ディスレクシア(読字障害)のメカニズム出典:読字障害(発達性ディスレクシア)児の機能画像

 

 

ディスレクシアの原因

学習障害の原因出典:https://pixabay.com/images/id-2568594/

ディスレクシアの原因としては、遺伝が大きく関係していると考えられているようです。
ディスレクシアの子どもたちへの学習支援を行っているNPO法人EDGEの代表である藤堂さん自身もディスレクシアで、息子さんも同じくディスレクシアなのだそうです。

遺伝以外にも、母親の妊娠中のアルコール・薬物摂取、妊娠中や出産時に赤ん坊が脳損傷を負ったり、神経疾患がある場合でも発症する可能性があるといいます。

 

Amazon

ぼくの素晴らしい人生 コミック 全5巻セット

楽天

ぼくの素晴らしい人生(1) (BE LOVE KC) [ 愛本 みずほ ]

 

 

参考:限局性学習障害
   ディスレクシア(読み書き困難)が活きる社会を目指して〜NPO法人EDGE
   ディスレクシアとは|一般社団法人日本ディスレクシア協会
   ディスレクシア | 国立成育医療研究センター
   読字障害(発達性ディスレクシア)児の機能画像