いじめっ子の心理と特徴

2018年5月24日

いじめっ子の心理と特徴

近年、いじめの発覚件数が増加しています。
第三者目線ではいじめはダメだと言っていても、いじめは一向に減りません。
いじめと言えば、学生を連想してしまいますが、大人の世界にもいじめはたくさんあります。

今回はいじめっ子の心理と特徴についてお話します。

 

 

親の愛情不足で育った

親から愛情を与えられないと、不安感が強くなり攻撃的な性格になります。
動物の習性として攻撃しようとするときは、自分より弱そうな人を選び攻撃対象とします。

いじめっ子はほとんどの場合、幼少期から思春期のころに家庭に問題があるケースが多く、大人になっても攻撃性が残り続け学生に引き続き職場でもいじめをするケースが少なくありません。

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選民意識が強い/親が過保護

選民意識をが強い/親が過保護過保護といっても、子どもを世界の中心として甘やかして、まともな社会人として必要な躾を怠ることや、子どもの考えや行動に先回りしてしまう2パターンがあります。
そうした結果、子どもは精神的成長を阻害され、自己中心的で選民意識が強く他人を尊重できない性格となり、いじめを行いやすくなるのです。

選民意識とは、自分は選ばれた特別な存在で、他者を卑しい存在として見下したり排除したりしようとする考え方のことです。
選民意識は当人に挫折がなかったり能力が高い人にも芽生えることがあるため、親の過保護が絶対の原因ではないでしょうが、思い込みによる選民意識はこれが原因として強いのではないかと考えられます。

関連記事→毒親の特徴②~過保護、愛情を与えない、子どもに完璧さを求める~
     自己中心的な性格の原因
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家庭環境に問題がある

子どもの頃はもちろん、大人になって自分の家庭を持っている人でも家庭環境が上手くいっていない人は、精神が安定せず、その憂さ晴らしに職場などでいじめを行うことも少なくありません。

 

 

強い劣等感

幼少の頃、親からの愛情を感じられなかったり、逆に過保護に育てられたりなど、また、子どもに限らず大人になってからでも家庭環境に何らかの問題があるときは、劣等感が強くなります。
劣等感が強くなるということは、自動的に嫉妬心も強くなります。

嫉妬心が強い人が全ていじめをするということではありませんが、いじめっ子の大多数が強い劣等感を抱えています。

例えば、自分は仕事も家庭も上手くいっておらず不満をかかえて生活をしているのに、職場の大人しそうな同僚は昇進して新婚で幸せそうだとすれば強く嫉妬して、少しでも嫌な目にあわせてやりたいと考えるのでしょう。
そんな考えを行動に起こす人が、自制心のきかない弱い人なのです。

ちなみに、この嫉妬の対象者に味方が多く強気な人だった場合はいじめをしません。
あくまで大人しそうで仕返しをしなさそうな人がターゲットです。

関連記事→嫉妬心の強い人の特徴

 

 

権威主義と結束的価値観

権威主義とは、地位や人格などに力を持っており、それに対し絶対的なものとして服従する態度をいいます。
また、結束的価値観とは、集団や和を大事にし、権威に対する忠誠心や服従心が高く、純潔を重んじる価値観のことです。

こういった考え方を持った人には以下のような特徴があります。

  • 偏見や差別をしやすい
  • 被害者を責める傾向にある
  • 少数派と排除・攻撃したがる
  • 集団心理にかかりやすい

まさにいじめの典型です。

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学生時代、国語が苦手だった

学生時代、国語が苦手だった教育評論家の尾木直樹氏によれば、いじめっ子は国語の成績が悪い傾向にあると語っています。

その根拠として、国語のテストでは文中の登場人物の気持ちや意図を問う問題が出されることが多いですが、これを読み解く力がない子どもは、実際他人の気持ちを読み取ったり想像する能力に欠けているということです。
それどころか、「あなたが、こうされたらどう思う?」というような言葉で具体的に説明しても理解できないのだそうです。

そうした観点から言えば、絶対ではないにしろこの説は一理あると思われます。

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心が未成熟で弱い

劣等感や嫉妬心を持ち続けるということは苦しいことであるため、心を守るために他者を見下したり、実際に危害を加えることで自分の地位を相対的に引き上げて精神を安定させようとします。

また、いじめっ子の中には、かつて自分がいじめられており、いじめのターゲットにならないためにいじめに加担する場合があります。

こうした理由からいじめを行うということは、集団心理にかかりやすかったりその他でも先述している通り、心が未成熟で弱い証拠です。
自分の思い通りにいかないからと言って他人に当たるのはまさに…ですね。

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参考:「国語が苦手だといじめっ子になりやすい」尾木ママ、持論を展開
   いじめる人の心理的特徴