男女の機能の違い 後編

男女の機能の違い

前回は『男女の機能の違い 前編』で脳の疲労度についてお話ししました。
今回は、『男女の機能の違い 後編』として観察力と幸せの感じ方についてご説明します。

 

 

観察力が鋭いのは?

観察力が鋭いのは?
髪型が変わった、顔色が悪い、ここにあったはずのものがないなど様々な物事の変化に気づける観察力があるのは、女性です。
女性はよく男性に対して変化に気づかないのは興味がないからだと解釈しがちですが、それはほんの少しの要素でしかありません。
男性はもともとそういった能力が備わっていないのです。

これは生殖機能に深く関わりがあります。
男性はより多くの子孫を残すという目的が最優先であるため、相手を選ぶ目を厳しくするよりも、広い条件で選ぶ方が子孫を残す確率があがるため、それほど観察力が必要ではありません。

対して、女性はたくさん子孫を残せるわけではなく、下手をすれば自分や子供も命を落とす可能性があります。
子供の出産後もできるだけ生き残る可能性を高くするために優れた遺伝子が必要です。
そのため、必然的に子孫を残す相手選びには厳しくなってしまうのです。

また、子供を出産した後も言葉を話さない赤ん坊の体調や状況を察知しなければならないことから日常的に観察力が鋭くなるというわけです。

そう考えてみると、圧倒的に女性の方が観察力が鋭くて当たり前ですね。

 

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行動方法で幸せの感じ方が違う

行動方法で幸せの感じ方が違う
例えば、お金をもらう方と、お金を分け与える方どちらが幸せかというと、当然もらう方が幸せと思うでしょう。
しかし、どうやら男女でこの2つの行動で幸せの感じ方が違うというのです。
男性はお金をもらうときに幸せを感じ、女性はお金を分け与えるときに幸せを感じるのです。

人間行動の心理的・生物的・社会的基盤などの重要な研究論文を掲載している『Nature Human Behavior』にスイスのチューリッヒ大学の研究が次のような研究が紹介されていました。

ドーパミンが男女の行動に与える影響を確かめることを目的として、56名の男女の参加者に、お金を他人と分かち合うか、自分だけで独り占めするか決めてもらった。

 最初の実験で、プラセボ薬を与えてからどちらにするか選択してもらった前に場合、女性は他人とお金を分かち合うことを選び、男性よりも利他的に行動した。

 しかしドーパミン系をアミスルプリド薬で阻害すると、女性がより利己的な行動を示すようになった一方、男性はより寛大になった。アミスルプリドは通常、統合失調症の治療に用いられる抗精神薬である。

 二番目の実験では、女性8名、男性9名の参加者に先ほどの選択をしてもらう最中、fMRIでその脳の変化を調査した。男性と比較した場合、女性の線条体は分かち合う選択をしたときの方がより活発であった。
出典:男女の脳の違い。女性は利他的な行動を行ったときに幸せな気分になる(スイス研究)

脳は嬉しいときにドーパミンが分泌され線条体という部分で感じていると言います。
男性は利己的(自分のため)な行動をとることで、女性は利他的(他人のため)な行動をとることで幸せを感じるということです。

倫理的にはどうかと思いますが、ヒモ彼氏が彼女からお金をもらうとき、両者とも幸せを感じているということになりますね。
このタイプのカップルがなかなか別れられない秘密が分かったような気がします。

 

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参考:https://woman.mynavi.jp/article/160530-104/view/4/