可愛いとなぜ思うのか。可愛いは傲慢さを含む感情だった

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可愛いとなぜ思うのか。可愛いは傲慢さを含む感情だった

動物を見て「かわいい」
赤ちゃんを見て「かわいい」
小物を見て「かわいい」
ギャップを感じて「かわいい」

様々な場面で使われ、近年では独自の進化を遂げている言葉と言ってもいいでしょう。
世界では「kawaii」という独自の言葉として広まるくらいポジティブイメージな言葉です。

しかし、その言葉が100%褒め言葉として受け取れないこともありませんか?
「どういう意味で言っているの?」「バカにされているのかも…」と思うこともしばしば。
今回は、可愛いとなぜ思うのか。可愛いに隠された意味についてお話します。

 

可愛いと感じる見た目

可愛いと感じる見た目

  • 小動物
  • 赤ちゃん・子ども
  • 女性

これらの要素に可愛いと使うことが多く、見た目の特徴を簡単にまとめるとこのようになります。

  • 丸い
  • 小さい
  • 柔らかい

ということになり、色で言うとパステル系の柔らかい印象のものも指すことが多いですね。

ライオンやバイソンなどの大きくて強い動物に対してはあまり使いません。
つまり、いかに可愛いの意味が変化してきていても、ステレオタイプなイメージがあるものからは大きく変わりはないようです。

 

目に見えない性質を可愛いと感じるとき

  • 愛嬌がある
  • 素直
  • 天然ボケ
  • 感情表情が豊か

これも外見と同じように、計算高さは含まれず、子供のように従順だったり、自分になついてきたり、おっとりしていていることを指しています。
よく上目遣いが好きという話を聞きますが、これも見下ろしている目線での感想です。

ギャップから感じる可愛いは外見は可愛い部類に入らないのに、仕草や性格などを可愛いと表現することがあるのも、自分に危害が及ばない要素があると感じられる場合が多いように思います。

 

可愛いのもともとの意味は?

「不憫だ」「気の毒だ」といった意味を表す語で、その意味を受け継いでいる言葉には「かわいそう」がある。 かわいいは「かはゆし(かわゆし)」の形で中古から見え、「かほはゆし(顔映ゆし)」→「かははゆし」→「かはゆし」という変化をした語と考えられている。
出典:語源由来辞典

可愛いの語源ができた平安時代では、元は「不憫」「気の毒」と同情のような感情であったとされています。
それが時代とともに変化していきます。

いとおしさ、趣き深さなど、何らかの意味で「愛すべし」と感じられる場合に用いられる。
出典:wikipedia

では、元となった同情のような憐れむ気持ちはなくなったのでしょうか。

 

 

 

 男性は「可愛い」と言われると複雑なのは傲慢さが含まれているから?

 男性は「可愛い」と言われると複雑なのは傲慢さが含まれているから?

女性が男性に可愛いというと、褒め言葉ではなくバカにされていると感じられると聞きます。

言語学者の飛田良文氏は、教え子に「可愛いですね」と言われてショックを受けたため、この言葉について探求したのだそうです。

そもそも「かわいい」は、強い者が弱い者へ、上の者から下の者へ使う言葉として飛田先生は教えてきたので「先生、かわいいですね」というのは「私の頭の中の国語辞典にはない使い方」だった
出典:世界共通語「カワイイ」その深い定義をきゃりーぱみゅぱみゅが語った!

つまり、男性の視点からすると弱いもの(女性)から「可愛い」と表現をされるのは、下に見られているような意味合いが含まれていると感じられるのでしょう。
逆に女性が可愛いという言葉に前向きなのは、男女問わず言われる機会が男性よりも多く、また自身も頻繁に口にするため、本人たちは100%褒めているつもりで、またそのような意味合いが含まれていたとしても感じ取りにくいのではないでしょうか。

しかし、女性同士だとしても目下のものに「可愛い」と言われた場合も、多少複雑な感情を持つ人もいるでしょう。
その場合もやはり、男性と同じように「可愛い」という言葉には”不憫”や”気の毒”という明確な意味でなくても上の者から下の者に使われる、少しの傲慢さが含まれる言葉という認識が頭のどこかに刷り込まれているのではないかと考えられます。

 

 

可愛いという言葉は、言っている側は、心がキュンとしたことについて褒めているつもりなのです。
ですが、時代が流れ本来の意味が薄れたとしても、言われた側は語源の意味を少なからず感じ取っているのでしょう。

可愛いという言葉を素直に受け取れないのはこういった昔の名残があるからだといえますね。

 

参考:http://newsphere.jp/national/20160521-1/

Posted by fujimoto


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