マゾの代名詞、痛いのに気持ちいいは異常じゃなく誰もが持つ脳のメカニズムだった

2017年4月13日

マゾの代名詞、痛いのに気持ちいいは異常じゃなく誰もが持つ脳のメカニズムだった

「オレ、実は痛いの結構気持ちいい」なんて発言を聞いたことはありませんか。
その発言のあとにはかなりの高確率で「マゾ」「変態」「ドM」などの罵倒する言葉が飛び交いますね。
本気でひいている人は、あまりいないとは思いますが、実は痛みや苦しみを気持ちいいという感覚は変態でも何でもありません。

今回は、痛いのに気持ちいいは異常じゃなく誰もが持つ脳のメカニズムだというお話をします。

 

一般的なマゾヒズム

肉体的精神的苦痛を与えられたり、羞恥心や屈辱感を誘導されることによって性的快感を味わったり、そのような状況に自分が立たされることを想像することで性的興奮を得る性的嗜好の一つのタイプです。
出典:マゾヒズム

このように、世間では”痛いのに気持ちいい=マゾヒスト=変態”と直結していますが、それは極端に痛みや苦しみを望んで自らそのような行動をする人のことを言います。

しかし、マゾヒズムとはどんな人にも内在している要素です。

 

 

実際のマゾヒズム

実際のマゾヒズム

人間が社会生活を行なっていれば様々な理不尽と思える状況に直面することがありますが、そういったときに「自分が我慢すればよい」と不当な圧力や要求に耐える人が存在します。
また「囚われのお姫様」や「苦難を乗り越え進む英雄」と言ったヒロイックな状況は、苦痛・圧迫を伴いながらも陶酔感や大きな達成感が得られるといえます。そのため、どのような人間でも被虐嗜好的要素を持ち合わせているという説はかなりの人々に当てはまるでしょう。
こうした自己犠牲や苦痛や逆境への親和が、実は、性的嗜好としてのマゾヒズムの基盤にあります。
出典:マゾヒズム

あなたも一度はこのような考えに浸ることはありませんか?
よくいう、悲劇のヒロインやヒーローというものです。

これが変態というはなら、世界中全員が変態です。
しかし、それでは異常ということにはなりませんね。

 

 

痛いのに気持ちいいは、脳内物質が関係

”痛気持ちいい”という感覚に覚えはあるでしょう。
肩をマッサージされたとき、凝っている部分を押されると痛いけど気持ちいいですよね。
体のケガやストレス、マラソン中苦しくなった後に訪れるランナーズハイなども同様です。

β―エンドルフィンという物質が、身体的な痛みだけでなく精神的な苦痛を感じているときにも、脳内で分泌されるからです。
β―エンドルフィンは鎮痛、鎮静に働き、鎮痛作用はモルヒネの6.5倍の効果があるとされています。

また、”痛い”刺激と”気持ちいい”刺激は共に、前帯状皮質という脳の部位で信号を受けとります。
前方部分で”気持ちいい”、後方部分で”痛い”という感覚を若干の違いはありますが、脳のほぼ同じ箇所で感じているのです。
このため、痛いと感じれば、同時に気持ちいい部分も刺激され”痛気持ちいい”という一見矛盾した感覚になるというわけです。

 

関連記事→ストレス発散・ストレス解消は簡単なある方法でできる!

 

 

居酒屋などでの軽口に本気で反論しているわけでもありませんが、本当のマゾヒストの意味は苦痛を伴った陶酔感であることや、苦痛を感じているときは快感も伴う脳のメカニズムだと知っていることは、無駄ではないと思います。

また、痛いのが気持ちいいことを言えなかった人も、これを知ることでみんなが持っているメカニズムなんだと思えますよね。

 

 

参考:http://www.nuohman.net/entry/ItaKimotiii
   http://tampopotaicyo.blog61.fc2.com/blog-entry-60.html