昔は入浴時に着られていた!浴衣にまつわる小ネタ

2018年7月22日

昔は入浴時に着られていた!浴衣にまつわる小ネタ

夏になると様々な行事が催され、花火大会やお祭りで1年の中で一番浴衣を着る機会が訪れます。
今年の夏で浴衣をもう着たという人もいるでしょう。

今回は、浴衣にまつわる小ネタをご紹介します。
話のタネにしてみてはいかがでしょう。

 

 

平安時代では入浴時の着衣だった

浴衣の起源は平安時代、貴族が蒸し風呂に入る際にやけどを防ぐためと、その汗を吸い取るため、また複数の人と沐浴するときに裸を隠すために着られていた着衣でした。

その当時呼ばれていた「湯帷子(ゆかたびら)」から変じて現在の「ゆかた」という名称になったと言われています。
帷子は生糸・麻で作った一重(ひとえ)着物と言う意味で、麻は水に強く水切れがいいため、沐浴時に着られるのはまさに打ってつけなのです。

さらにこの時点では、貴族の着るものであったため庶民では着られなかったものと考えられています。

 


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安土桃山時代ではバスローブ

平安時代から浴衣は風通しがよく、水分をよく吸い取ってくれるので、湯上りや寝間着としても着用されるようになりました。
現在のバスローブのようなものです。

こんな時代からバスローブがあったなんて驚きですが、当時は当然バスローブなんて呼び方ではありません。
「身拭(みぬぐい)」と言われていたそうです。

また、平安時代では麻が主流でしたが、安土桃山時代では木綿で縫われるようになりました。

 

 

江戸時代以降で庶民に広がる

江戸後期になると、大衆の風呂屋が普及します。
風呂には、裸で入る文化になりましたが、変わらずバスローブ代わりに浴衣を着ていました。

元来が湯上り着・寝巻きであり、肌着として並ぶ略式着の最たるものであることから、浴衣を着用した姿で多くの人が集う場所への外出は憚られていた。江戸時代の頃から夏祭りや花火観賞の際など、身近で気取らない場所であれば良いという風潮が定着した。しかし、この格好で改まった場所へ出掛けることは失礼とされる
出典:浴衣

江戸時代で下着から略式着にまで大きく変容したんですね。
すごい変化です。

 

 

現代の夏のおしゃれ着になるまで

明治時代では浴衣は夏の普段着という位置づけとなり、現代に至るまで、じょじょに洋服が主流となりました。
今では浴衣は、現代の日本らしさの象徴になっています。

普段は着ないからこそ新鮮さもあり、しかし着物ほど高くもなく手が届くので、夏のおしゃれとしては最適なファッションとなりました。

 

 


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このように見てみると、貴族の下着的位置から夏の定番おしゃれ着に変貌を遂げる経緯は面白いですね。
そして、平安時代の人は奥ゆかしく感じます。
もしくは現代人が海外の影響を受けて、かなり開放的になってきているのでしょうか。