不安はあらゆる不安障害や精神疾患の元!不安のメカニズムと和らげる方法 後編

不安はあらゆる不安障害や精神疾患の元!不安のメカニズムと和らげる方法

前回は『不安はあらゆる不安障害や精神疾患の元!不安のメカニズムと和らげる方法 前編』で主に日常的な行動の効果についてお話しました。
今回は後編として、心理的な観点からお話します。

 

続・不安を和らげる方法

防衛機制(適応規制)を行う

自分にとって都合の悪い状況に陥った際、不快さや不安を軽減しようと無意識に行うことを言います。
そうすることで精神の安定を図りますが、その方法は人によってさまざなな方法で表面化します。

抑圧

不安を無意識に我慢しようとしますが、不安が強すぎると抑えきれなくなることがあります。

反動形成

本当の気持ちと正反対な行動をすることを言い、例えば、嫌いな人には好きな人よりも優しく接したりすることなどです。

投射、投影

自分の考えていることを他人の中に見出したり、押し付けたりすることです。
例えば、自分が相手のことを嫌っている場合、相手が自分を嫌っているから自分も相手を嫌いなのだ。と責任転嫁するのです。

バイアスの種類としては、偽の合意効果(総意誤認効果)や投影バイアスと同じです。

関連記事→人間はバイアス(偏見、差別)の生き物~わたしたちを蝕むバイアスたち⑤~

退行

退行欲求不満に思うことが長期になると、年少期や幼児期まで思考や言動が戻り問題を解決しようとします。
有名な例で、弟が生まれて親が自分に構ってくれないと感じると、これまでしなかった駄々をこねるようになったのがこの防衛機制です。

同一視、同一化

優れた人と自分を同一化して、その思考や言動をまねます。
よく見られる例で、憧れのアイドルと同じ服装や持ち物にするというものです。

否認

現実には問題はあるのに、その存在を認めないことで気持ちが楽になることです。
例えば、過去に不都合な発言をしたものを「言っていない」と認めないことがこれに当たります。

置き換え

欲求を本来のものとは別の目標や行動などの対象に置き換えることを言います。
例えば、不安を感じないようにするために読書に没頭するというものです。

昇華

リビドーなど、解放することが許されない原始的な本能衝動のかわりに社会的に認められている行動に向けることです。
例えば、抑圧されたストレスをカラオケで発散するなどです。

合理化

物事に失敗したとき、あたかもそれが原因だったかのような理屈をあとづけすることで、よく使われる例では、学力テストの点数が悪かったのは前日寝ていなかったという言い訳です。

関連記事→判断や決断が遅いことが原因?!グズな人のタイプ別特徴と克服法
     信用されない人の10の特徴

使う頻度の差はあれど、防衛機制は誰もが無意識にやったことがあるでしょう。
今度は不安でしょうがない場合に意識的に試してみましょう。

 

 

開き直る

開き直る不安は先述しましたが、コントロールできないこと、予想できないことで起こります。
つまり自分では何もできません。
できないからこそ不安になるのですが、ここは考え方を一転してみましょう。

「何もできないなら不安になってもしょうがない」
と開き直りましょう。
実際そう思えなくても、笑いながら何度も声に出して言ってみましょう。
笑顔には、ストレスを解消、モチベーションの維持に欠かせないドーパミン、セロトニン分泌の効果があると言われています。

そうすることで脳が騙されて笑顔の相乗効果とともに次第にリラックスできてくるはずです。

関連記事→今すぐできる健康法。笑顔がもたらす心身への効果

 

 

魔法のように画期的で即効性があるものではありませんが、不安を和らげるには、やはり精神を安定させることが重要ということですね。また、不安に感じやすい人は、神経伝達物質の活性異常や性格などの先天的な要因がある可能性が高いので、不安を和らげるには”開き直る”が一番ではないでしょうか。

それがあまりにも上手く行かないのであれば、不安障害の可能性もありますので、神経内科や精神科で受診することをおすすめします。

 

Amazon

完全版 不安のメカニズム: ストレス・不安・恐怖を克服し人生を取り戻すためのセルフヘルプガイド (単行本)

楽天

完全版 不安のメカニズム ストレス・不安・恐怖を克服し人生を取り戻すためのセルフヘルプガイド (単行本) [ クレア・ウィークス ]

 

 

参考:http://www.sinri-soudan.com/iranai/bouei.htm
   http://www.geocities.jp/romiyagi/psyco6.html#No1
   http://freedom21.biz/?p=5926