自慢話、自分の話ばかりする人の心理や精神疾患の疑いについて

2017年4月22日

自慢話、自分の話ばかりする人の心理や精神疾患の疑いについて

人と話をする際、自分のことはどれくらい話しているか意識していますか?
自虐を装って自慢をさりげなく混ぜ、自分では上手く話しているつもりでも、たいてい相手にばれているものです。

そして毎回、自慢話や自分語りを聞かされる方はうんざりし、交流がなくなってしまうということも少なくありません。
それでも、自分の話ばかりする人は気づいていない場合はもちろん、気づいていてもやめられないのです。

今回は自慢話、自分の話ばかりする人の心理や、その特徴を持つ精神疾患の疑いについてお話します。

 

 

自分に自信がない

ある調査で、会話やメールなどの様々な場面の中、”わたし”などの自分を指す一人称を使っているかを複数のテストで調べたところ、不安症(不安障害)の人ほど、一人称を使う頻度が高かったという結果が出たそうです。

つまり、自分のことばかり話す人は「自分に自信がない」裏返しで自己を大きく見せようとしたり、かまってもらいたいという心理が働くゆえに話題に大きく偏りが出るのです。

自分に自信がない、自己評価が低い人はたいていの場合、次のような欲求が働きます。

 

 

承認欲求が強い

承認欲求の中でも大きく2つに分けると、「他人から認められたいと思う欲求」と、「自分自身に満足しているかという欲求」があります。
自分に満足していなければ自己評価が低くなり、人は精神が不安定になってしまいます。
そして、自分で認められない分、他人に認めてもらおうとするのです。

自己承認が満たされない原因は以下です。

1.否定され続けてきた

否定 容易に想像はつくと思いますが、子供のころからずっと否定され続けるのはとても辛いことです。

両親から何をするにも「これをしてはいけない」と言われ続けると、自分の全てを否定されたような気持ちになります。

そのため人一倍、「自分のことを分かってほしい」という想いが膨れ上がるようになります。

2.親に愛されなかった、かまってもらえなかったと感じている

親が自分に無関心であったりすると、愛されている、気にされているという実感がなく、心が満たされません。
すると、親の代わりに自分を愛してくれる存在を探すため、他人に認めてもらおうとするのです。

3.褒められた経験が少ない

親や他人から褒められた経験はありますか?
あったとしても、極端に少ないければ「褒められたい」という欲求が強くなります。

特に子供の頃、2のようにかまってもらえないどころか褒めてももらえなかった人は、成長過程で寂しさが屈折して承認欲求として表れるようになるのです。

褒められるということは、認められるということに繋がるため、欲求が満たされない限り、ずっとストレスを抱え続けることになります。

4.他人と自分を常に比較している

今までの事項を踏まえ、親や他人から認められていない感じると、他の人と比べたくなります。

他の人も自分と同じならいいですが、周りには必ず大切にされている、認められているように見える人はいますよね。

そんな人と自分の能力を比べるようになるのです。
「あいつより自分の方が仕事ができる」と思っていると、そんな心が態度に表れ、「偉そうだ」と言われます。

逆に、その人より劣っていると感じると、さらにストレスが重なり、結局はどちらも承認欲求は満たされません。

自分の社会的な位置は見えてくるかもしれませんが、他人と比べることはしない方がいいでしょう。

5.競争相手に負けた経験が多い

負けた経験
勉強でも、運動でも、仕事でも何もかもが競争社会です。
その中で、自分と実力が拮抗していると思っていた相手に負けたことがありませんか。
負けることもいい経験ではありますが、負け続けることは精神上あまりよくありません。

勝敗があるものは、勝った方は「認められる」、負けた方は「認められない」ということを意味します。
そして、人の目は勝った方に向きます。

そうなれば「自分に注目してほしい」「認めてほしい」という承認欲求が膨れ上がります。

6.努力がなかなか報われなかった

5.のように勝つために努力したとしても負ければ認められることは少ないはず。
そうなれば、「なぜ自分は努力しているのに認めてもらえないんだ」と不満を募らせていきます。

出典:承認欲求を理解して、心を満たしてあげよう 中編

関連記事→承認欲求を理解して、心を満たしてあげよう 前編

 

 

楽しませていると勘違い

心理学者の植木理恵氏によると、自分が話すことでその場が盛り上がったと感じているのは、話した本人だけなのだそうです。

わたしにも身に覚えがあります…。悲しいですね。

 

 

ナルシストの可能性

ナルシストの可能性 出典:カラヴァッジオによって描かれたナルキッソス

自分の話ばかりする人は、必ずしもナルシストとは限らないのだそうです。
言語とナルシシズムの関係を調べ、その研究結果をJournal of Personality and Social Psychology誌に発表した内の1人である、アンジェラ・ケアリー氏によると、以下のような会話パターンに注目することが重要と述べています。

ある人がナルシストかどうかを会話のパターンに基づいて判定する方法は、自慢話をする、自分より下のものと比べて自分を持ち上げようとする、また、自分に注意を惹きつけて他人より自分の優位を保とうとする、といった話題が多いかどうか
出典:自分のことばかり話す人は必ずしもナルシストではない(研究結果)←じゃあ何なの?

 

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自己愛性人格障害の可能性

自己愛性人格障害の性質の1つとして、自分のことばかり話すという特徴があります。
自分のことばかりの中にも自慢話はもちろん含まれます。

自分のことばかりで共感能力が著しく欠けている場合は、自己愛性人格障害かもしれませんので、他の特徴が異常に強く出ていないか見てみてください。

  • 自分は特別と思っている
  • 根拠のない自信
  • バカにされることを嫌う
  • 自分像を二極化する
  • 他人の手柄を横取りする
  • 他人を出し抜こうとする
  • 期待が外れると怒る
  • 他人に無理な要求をする
  • 心理的負債感がない
  • 外見にこだわる
  • 思い通りにならないと人のせいにする
  • 自分が一番でないとダメ

 

 

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これらの要素が全くない人はおそらくいないと思われますが、当てはまれば当てはまるほど、その傾向が強いと認識した方がよさそうです。
プライベートなら交流関係はある程度調節できるでしょうが、仕事場に自慢話や自分のことばかり話す人がいると困りますよね。

上司は部下が黙っていることをいいことに自分語りを始めることがありますが、盛り上がっているのは自分だけということに早く気付いてほしいものです。

 

 

参考:http://woman.mynavi.jp/article/131026-043/
   http://narcip.com/seisitu9/