日本企業の無駄な働き方 前編

2017年4月22日

日本企業の無駄な働き方

効率、生産性と耳にタコができるほど、経営者や上司は言っていますが、本当に効率的な方法を実行しようとすると何らかの邪魔が入ります。
それは日本企業に根付き正しいと思いこんでいる習慣に沿わないことが多く、またその習慣が無駄であることに気付かない場合が多々あるのです。

今回は日本企業の無駄な働き方についてお話します。

 

 

日本企業の無駄な働き方が一人当たりのGDPに現れている

「日本のGDP(国内総生産)は世界第3位で有数の経済大国」という情報を聞いてビジネスパーソンたちは誇りに思い、自分たちの働きは素晴らしいものなのだと自信を持つことができますが、1人1人のGDPは先進国では最下位の27位です。
つまり、1人あたりの生産性は低くても、人口の多さで世界3位になっているにすぎないのです。

だからといって一生懸命働いている人も多いでしょうが、生産性が低くなる原因の1つに、日本企業の無駄な働き方にあると考えられます。

 

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会社でなければ仕事をしていると認識されない

今や少しずつ在宅勤務が導入されている会社も増えてきていますが、その職種は限られており、まだまだ出社する形態が大半を占めています。
在宅勤務は出社しないため、経営者の目が届かず本当に仕事をしているか疑わしいので裁量労働制や出来高制に切り替えられるのが現状です。

つまり、確実に結果を求められたり、実際の労働時間に揺らぎが出るのに対し、出社している社員と同程度の給料という場合も多いように見受けられます。
この時点で、監視の目がない代わりに評価されづらく、業務のハードルが高いわけです。

また、会社側が在宅勤務の待遇・環境を整える気がないことも導入が遅れている原因の1つです。
一例ですが、以前の記事で在宅勤務と通勤の待遇差を比べました。

在宅:PC貸し出しなし
   PCや必要アプリケーションの経費請求実績なし
   自宅の電気代などの補助なし
通勤:経費でPC購入
   交通費支給

完全に通勤社員の方が待遇いいじゃないですか。
在宅は確かに社員にも通勤時間なしなどのメリットがありますが、会社にも交通費なしなどの金銭面のメリットがあるのに、ちょっとくらい考慮してもいいじゃないでしょうか。
出典:在宅勤務、出社自由、裁量労働制を売りにする企業の実態を聞いてみた

日本企業の根底は社員を信用しておらず、監視することで結果に繋がらなくても評価し、監視できない不安を業務結果によって評価しようとする傾向にあります。

 

 

 

会議への強制参加

会議への強制参加
週に一回など定期的に会議が行われる場合、週によっては話し合わなくてもいいときがあるでしょう。
それでも、なぜか会議をすることも少なくないのではないでしょうか。
日本はヨーロッパに比べて圧倒的に会議時間が長いと言います。
1人あたりのGDPが低いのは会議の時間と比例しているのかもしれませんね。

 

 

 

上司の指示が無意味

「こういう資料を作ってくれる」と言われて、「これは、どこでどうやって使うんですか」と聞いたら、「いや、決まってないけど、まあ念のため」とかね。「嘘だろ! じゃあ、作らないよ」って断わらなきゃダメ。人生の貴重な時間を使って無駄なことをしないことですよ。
出典:厚切りジェイソンが日本企業の風潮を一蹴「無駄やめろ」

厚切りジェイソン氏は「断らないとダメ」と断らない部下に対して言及していますが、本当に問題なのは断ると評価を下げる上司や会社の風潮です。
日本企業は残念なことに客観的な正当・不当の判断よりも、立場が上の者に服従することを重視します。
そのため、部下は非効率な指示を出されたとしても従わなくてはならなくなるため無意味な作業をしなければならないのです。

 

 

 

努力しているふりをすることが多い

  • 仕事がなく、暇でも忙しそうに見せる
  • コピー紙に裏紙を使うため、労力を使いミスコピーが増える
  • 題目のない会議をして時間をつぶす
  • 形だけの提出書類
  • コミュニケーションを取らせようとミーティング
  • 外回り中に漫画喫茶などで時間をつぶす
  • 提案する内容が全て無難なもの
  • 社員個人の目標を立てさせる

など

日本の公立高校で働いていたとき、ある先生が顔をしかめて苦しそうな表情をしながら、職員室をドタドタと小走りで回っている、というちょっと滑稽なシーンを何度か見掛けた。本当に忙しければもっと一生懸命に走るだろうから、そうやって活発そうに見せることに満足感を感じているのだろうと推察した。
出典:フランス人が日本人の働き方に感じる「恐怖」

 

 

『日本企業の無駄な働き方 後編』