新入社員が陥る社会人1年目の15の疑問・葛藤 後編

前回は『新入社員が陥る社会人1年目の15の疑問・葛藤 前編』をお送りしました。
今回は、新入社員が陥る社会人1年目の15の疑問・葛藤 後編をお送りします。

 

 

社畜ってこういうことなのか

”社畜”という言葉が広まり、学生でも意味くらいは分かっていたでしょうが、それが今度は社会に出ると実際に目にするわけです。

 

 

社会は思った以上に理不尽

例えば、会社組織はなによりも利益も求めます。
従業員の中で仕事ができる人間が強引だったり、奇抜だったりしてリスクを取ろうとすると、それほど稼げない従業員たちの和が乱れることがあります。
すると、既存の従業員たちや保守的な役員は仕事ができる者を異物として排除します。

こうして、稼げる者を排除し、たいして稼げない者を大勢残すことで、生産高が低いため残業が増え、じりじりと会社が衰退していき、今度は残した従業員にしわ寄せがいくということもあり得るのです。

例は一概には言えませんが、自社を仲間意識が強いと思っているブラック企業ほど能力のない社員が多いのは、こうした背景が理由の一端なのではないでしょうか。

 

 

社内の無言の圧力がひどい

社内の無言の圧力がひどい
会社や部署によって違いますが、よく見かけるのは上司よりも早く帰りにくいというものです。
こう言った環境の職場で、先輩から「上司よりも早く帰るな」という言葉は聞くことはあまりないでしょう。

新入社員からすれば、社会のいろはも分からないため、定時を過ぎ仕事がなかったら帰ってもいいのかすら不安です。
そこで、普通なら上司が「定時になったら帰っていいから」と指示してあげるものですが、上司よりも早く帰ってはいけない不文律がある職場は、定時が来てもその号令がありません。
新入社員は、上司が帰って帰宅の号令が出るまで自分の席で待つ羽目になるのです。

その他の例)

  • 後ろに立たれる
  • 視線を送られる
  • 会話中の突然の沈黙

など

 

 

 

自分の市場価値はセール品並み

あなたは自分の価値や能力を過大評価する傾向にあり、対して会社はあなたを過小評価する傾向にあります。

そのため、「こんなに頑張っても会社は評価しない!見る目がない!」となり、双方の評価基準のミスマッチにより雇用者と被雇用者の不満の溝は埋まることがありません。

 

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常識は常識でないのに、常識を求められる

常識は個人、家庭、地域、学校、会社などによって大きく異なるため、自分やこれまでの周囲の常識だと思って行動しても、その職場や人によって非常識だと捉えられます。

ひどい時には、先輩や上司、会社こそが日本の社会において非常識だとしても新人がその職場に則していなければ、”非常識”のレッテルを貼られることがあります。

 

 

バカにしていたニートの気持ちが分かりすぎる

バカにしていたニートの気持ちが分かりすぎる

  • ニートは社会不適合者だから働けないんだ。
  • 働けないからお金がないんだ。
  • 自分でお金を稼げないやつはダメなヤツだ。

など、ニートを蔑む言葉は飛びかいますが、他の項に描いたように「向いてないんじゃないか」や「この生活があと40年以上続くのか」、「思ったより仕事ができなかった」といった壁にぶつかったときに転職が頭をよぎります。

転職しても今と同じようになってしまい、結局どの会社にも入れずにニートになるかもしれないと考えたとき、初めてニートの気持ちが分かるのです。

 

 

先輩の武勇伝語りがウザい

2年目以降の先輩から年配の上司まで、新入社員に「俺はこんな苦労をした!」とドヤ顔で話してきます。
新人にとっては一種の通過儀礼とでも思ってやり過ごしてください。そして、社会人2年目以降になると、あなたも新人に話したくてたまらなくなるでしょう。

 

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会社から人間として扱われていない気がする

会社から人間として扱われていない気がする
劣悪な経営者ほど、従業員は自分の資産を増やすコマやコストです。
自分と同じ感情がある人間という感覚が薄くなり、社員のことを考えず無茶な要求を押し付けてくる経営者についていけなくなるのです。

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この生活があと40年以上続くのか

会社に就職すると、生活のほとんどは職場と自宅の往復で、味気なく、楽しみもほとんどない苦行です。
生きている意味が分からなくなっていくのに、生きるためにお金を稼ぎます。

いまが4年生大学卒の22歳とすると定年の60歳まで38年。年金受給を考えると40年以上働かなければならない…などと、ふと計算してしまうことがあるかもしれません。

ですが、これは働く気力をそぎ、うつ病をまねく行為なのであまり考えない方がいいでしょう。
それよりも一生にいくら稼ぐかの目標を立てる方が建設的です。

 

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いかがでしたでしょうか。
毎年の新入社員に陥りがちな疑問や葛藤をご紹介してきました。
共感した部分やそうでない部分もあるでしょうが、誰でも不安な道を通ってきています。
みんながこの不安や苛立ちを体験しているのだと思えば、乗り越えられるのではないでしょうか。