肥満に関する10の事実

肥満に関する10の事実

現代の日本では、栄養失調によるやせ過ぎよりも、肥満の方が問題になっています。
生活習慣病の1つとされている肥満は、もはや体質ではなく病気の一種としてとらえられています。

肥満体型の人には肩身の狭い社会ではありますが、今回は肥満に関する事実をご紹介します。

 

摂取カロリーがオーバーしている

成人の1日当たりの摂取カロリーは、男女・年代・生活環境によって異なりますが、目安はこのようになります。

女性 専業主婦、デスクワークなど 立ち仕事など 運動する人、農業、漁業など 激しい運動、肉体労働など
20代  1,800kcal  2,000kcal  2,400kcal  2,800kcal
30代  1,750kcal  2,000kcal  2,350kcal 2,750kcal
40代  1,700kcal  1,950kcal  2,300kcal  2,700kcal
         
男性 専業主婦、デスクワークなど 立ち仕事など 運動する人、農業、漁業など 激しい運動、肉体労働など
20代  2,250kcal  2,550kcal  3,050kcal  3,550kcal
30代  2,200kcal  2,500kcal  3,000kcal  3,500kcal
40代  2,150kcal  2,400kcal  2,900kcal  3,400kcal

出典:成人の摂取カロリー

肥満の人はおおむねこの目安カロリーをオーバーしていること原因です。
また、食べるのが早く、咀嚼回数が少ないため満腹中枢が働く前にたくさん食べてしまい太ってしまうのです。

 

 

栄養が偏っている

太っている人は、ごはんやパン類、麺類などの炭水化物、甘い物、肉類などの動物性タンパク質を摂りすぎる傾向にあります。
偏食や好き嫌いが激しいことで栄養が偏るため、太りやすくなります。

また、インスタント食品、冷凍食品、ファーストフードなどにはビタミンやミネラルなどの微量ミネラルがあまり含まれていないため、体内で微量ミネラルが不足し、基礎代謝が低下します。

基礎代謝が低下してしまうと、どうなるかはお分かりでしょう。

 

 

味覚が鈍いため濃い味を好む

鳥取県にある山陰労災病院の水田医師が、2009~2010年に鳥取県内の男女48人を対象に調査を実施しました。
うま味成分のグルタミン酸を含む「うま味調味料」を水に溶かして口に入れ、0.1%未満の溶液でも味を感じることができたグループは肥満の割合が 11.5%だったのに対し、0.1%以上の濃度にならないと味を感じられないグループでは36.4%になったのです。

また、2012年に掲載されたArchives of Disease in Childhoodの研究によると、6~18歳の普通体型の子ども94人と肥満体型の子ども99人を対象に5種類の味覚(苦味・甘味・塩味・酸味・旨味)×4段階の味の濃さを試してもらいました。
結果、肥満体型の子達は普通体型の子達に比べて味覚の感覚が鈍いことが明らかとなり、特に甘味に関しては4段階のうち3段階で甘さが足りないと評価しました。

 

 

動くのが億劫/運動不足

動くのが億劫/運動不足

肥満の人は慢性的に運動不足です。
運動不足どころか、日常生活で普通体型の人よりも動くことを億劫がります。
太っているから動くのが億劫なのか、億劫がる性質がゆえの肥満なのかを考えると、おそらく後者ではないかと考えられます。

たとえ運動を頑張ってやせたとしても、同じ生活習慣でいるとあっという間にリバウンドしてしまうためやせにくいのです。

 

 

生活習慣が乱れている

食事を食べたり食べなかったり/時間がバラバラ

食事の時間が決まっていると胃酸は決まった時間に分泌されて上手く消化されますが、食べたり食べなかったりするときや食事時間がバラバラだったりすると、消化不良を起こす可能性があります。

眠る直前に食べる

睡眠前は体の活動を制限するため、カロリーの消費がかなり低下します。
眠る前に食べてしまうと、眠ってからも余分なカロリーが体に残ってしまい脂肪に変えてしまいます。

睡眠不足

カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが、10代から大人までの3300人超のデータを分析した。 その結果、5年間という単位で見たときに、睡眠時間が1時間短いと、肥満指数(BMI)が2.1上昇することがわかった。 (中略) 睡眠不足で日中眠くなるのはわかるとして、なぜ太りやすくなるのか。この点については、概日リズムが関係しているようだ。 概日リズム、いわゆる体内時計には代謝などをコントロールする作用があるが、睡眠が短くしかも夜型のリズムになると、このコントロールが狂い、肥満指数の上昇につながると考えられるとのこと。 出典:睡眠不足と太りやすさは比例する?1時間短くなるごとに肥満指数が上昇するとの調査結果

 

関連記事→本当は怖い!睡眠不足がひき起こす7つの弊害

 

 

明るい部屋で眠ると太りやすい

明るい部屋で眠ると太りやすい

豆電球のような小さな明かりだとしても、閉じたまぶたの向こうから脳に光が届きます。

そうすることで、夜の睡眠中にしか分泌されない「メラトニン」の量が減少してしまい睡眠の質が下がってしまいます。

また、メラトニンには抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促したり、疲れを取ってくれるため、この分泌量が少なくなることで3重の意味でも肥満につながります。

ちなみに、暗い部屋で眠っている人と比べると明るい部屋で眠っている人の方が2倍太りやすいそうです。

 

 

ホルモンや自律神経のバランスが崩れている

後述しますが、ストレスによってもホルモンや自律神経のバランスが崩れますが、逆説的に生活習慣が乱れることからもこの2つは乱れます。

女性ホルモンの一種である「エストロゲン」には、内臓脂肪を燃焼させる働きや、食欲を抑える働きがあると言われているため、エストロゲンが減少することで、食べ過ぎに繋がります。

また、自律神経に支配されている消化吸収機能にも影響が出ることで肥満につながることもあります。

 

 

脳に問題がある

  • 食べることがやめられない
  • 知能が低い
  • 衝動的
  • 判断力が鈍い
  • セルフコントロールができない
  • 無神経

関連記事→肥満は脳に問題があるという様々な研究結果

 

 

ストレスによってさらに太りやすくなる

  • 血行が悪くなる
  • 代謝が落ちる
  • 便秘

関連記事→ストレスによって行動・身体・精神に表れる症状

 

 

「太った」と言われると2kg太る

http://nomadonna.net/health/20160718/

ウォータールー大学(カナダ)の研究者らは、18歳から21歳の女性を対象に調査。そして、全員が自分の体重に問題があると思っている人たちだ。

家族や恋人、友人に、自分の体型や体重についてどのような反応をされたのか、5ヶ月後に調査。さらにそれから3ヶ月後にその体重の変化を測定した。

いやー、その結果がびっくりなのだ。「ちょっと太りすぎじゃない」「ダイエットすれば」など否定的なことを言われた被験者は、平均2kgも体重が増加していたのである!
出典:デブと言われると2kg太ると判明 カナダの大学の研究結果に世界震撼

 

 

出世しにくい/仕事ができない傾向

「太っている人は出世しない」という言葉もありますが、これは自己管理ができないと判断されることと、標準体型の人に比べて脳が小さいということが分かっています。

脳が小さいということは思考力や記憶力が下がるため仕事ができるカテゴリには入らないとされます。

何故出世に響くかと言われると肥満は、自己管理ができていない象徴であるからです。自己管理ができない人間は、能力を疑われてしまうので、本当はそうでもなくても損をしています。

出典:肥満は出世の大敵である

なぜ、肥満になると記憶力が低下するのか。研究チームは論文の中で、「肥満の人は、『満腹ホルモン』のレプチンの分泌をコントロールできていないようだ」と指摘している。

出典:英名門大研究「デブは記憶力が悪い」 さっき食べた物を忘れる悪循環

出典:食べるのが遅い人は仕事ができないは嘘?!

 

関連記事→舐められる、バカにされる人はどこに原因があるのか

 

 

 

肥満の人には厳しい事実かと思いますが、体に良くないことをしているから太りますし、太ることで体に良くないのです。
健康のためにも知っておいた方がいいと思いますので、一度見直してみてはいかがでしょうか。