MECEとは?ロジカルシンキングの基礎を身に着けよう

MECE

以前『ロジカルシンキングの身につけかた 後編』でMECEについてふれました。

今回はそのMECEの身につけ方をご紹介します。
まず、MECEとはどんなものかを簡単におさらいしましょう。

MECEとは、Mutually Exclusive、Collecticely Exhaustiveの頭文字をとったもので、日本語に訳すと「漏れがなく重複もない」という意味です。
考えたり、説明しようとしたとき、MECEを取り入れることで全体が分かりやすく区別されていて、漏れも重複もないので理解しやすくなるという効果があります。
例えば、
20160422-3
図のように、それぞれは必ずどこかに分類されます。
40代でもあり50代でもある人なんていませんし、どの年代でもない人もいません。
このような分類の仕方をすると、他人に説明するときでも分かってもらえます。

 

MECEのいいところ

  • コミュニケーションが取りやすくなる
  • 整理できる
  • 要素を網羅できる
  • 見落としをなくせる

簡単に上げるとこの4つです。

 

具体的にどういう場面で役に立つの?

MECE-分かりやすい説明

議論の事情を知らない人間に説明するとき

  1. 議論の過程を知らない人に端的に全体図を伝えられる
  2. その全体図の中で、特に説明したい部分を、かいつまんで伝えられる
  3. 説明を聞く側に、気になる部分があった時、その部分が、全体図のどの部分であるかを双方とも認識できる

議論しているとき

  1. 複数人が話している内容を、シンプルに分類できる
  2. その分類から外れた話題に移った場合に、範囲を広げるのか、範囲から外すのかをはっきりさせることができる
  3. 議論において”漏れていること”を明確にして、議論すべきことはないか、を探し出すことができる



フレームワークを理解しよう

3C Customers:市場、Competitor:競合、Company:自社

4P Product:製品、Price:価格、Place:流通、Promotion:プロモーション

費用の分類 固定費、変動費

費用の分類 直接費、間接費

出典:フレームワーク 代表的なMECEの切り口

おさらいの年代別の図もフレームワークの一つです。

 

MECEを身に着けるには

①既存のフレームワークを使う
ビジネスで使われるものに限らず、多くのフレームワークはMECEとなっています。これらを利用しない手はありません。
(中略)

②ダブりよりもモレに注意する
ダブりは後からくくる(まとめる)ことができますが、モレは見つけにくいものです。

またモレは視点の欠落であり大きな問題を生む恐れがあります。ダブりよりもモレがないように注意しましょう。

③階層に気をつける
例えば、スーパーで扱っている生鮮食品を整理する際、野菜、果物、肉……の後に「サンマ」とすると階層が異なり変ですよね? ここは、サンマではなく魚介類などになるはずです。

一つの階層でMECEに整理してから下の階層へというように「階層」を意識します。
階層に関するもう一つのポイントは、いきなり細かく分類しない、ということです。

出版物をMECEで考えるならば、ビジネス書、ミステリー小説、ファッション雑誌……などと考えていくよりも、「雑誌」と「書籍」というように最初は大きく分類し、その後に「雑誌」を季刊誌、月刊誌、週刊誌、その他……と次第に細かくしていくとよいでしょう。

④違う切り口を混在させない
人を分類する際、性別、年齢、職業などさまざまな切り口があります。
しかし、「10代、20代、学生、主婦、会社員……」ではMECEにはなっていません。異なる切り口が混在しないように注意してください。

出典:第10回 MECE的思考法を使うと、問題解決力が強化され、仕事の精度とスピードが飛躍的に高まる!

MECEの身につけ方を書いてきましたが、一気にできるようになるわけではありませんので、最初は身近にあるものから分類していくようにすると近道です。

また、仕事中必ず当てはめなくてはいけないものでもありませんので、こだわりすぎなくても大丈夫ですよ!

それでは、ふじもとkでした。